第18話 恐怖の猛特訓 スピア「と、言う訳で、今から特訓を行おうと思う!! 全員総出で、な!!」 ライト「特訓?」 ボルテージ「スピアの特訓・・・」 フォルス「強い奴がどれだけの特訓をしているのか・・・ 興味はあるな。」 フリーズ「確かにな・・・」 が。 ダークネス「うっ!! か、体全身が痛い・・・」 ソル「ど、どうしたんだ・・・?」 ダークネス「わ、分からないがとにかくこりゃ無理だ・・・」 カルテット「ああ、これは仮病です。 特訓が嫌だから仮病を使ってやり過ごそうとしているだけですよ。」 ソル「は、はあ・・・」 ダークネス「ば、バラすなよ!!」 スピア「じゃあさっさと総員外出ろよ!!」 ライト「あ、ああ・・・ (そんな嫌なのか・・・?一体何なんだ・・・?)」 スピード「スピアの特訓・・・どれだけすごいものなのか・・・」 ウィンド「・・・想像を絶するぐらい。」 スピード「だが、この俺がそんな特訓に遅れるわけが・・・」 スピア「じゃ、まずは短距離だ。 30000Mダッシュを20本・・・!!」 スピード「軽く考えてましたごめんなさい」 ウィンド「お、おい!! 以前よりかなり増えてるような・・・」 スピア「そうか? 俺はもうこれで馴染んだ。 っつーか俺は35000Mだから。」 ソル「短距離どころかハーフマラソンより長いじゃないかこれ・・・」 カルテット「そろそろフルマラソン超えそうですね。」 1時間後 スピア「もうへたばったか?しょうがないな・・・」 エアー「しょうがない以前に異常すぎてついてこれる奴がほとんどいないだろ・・・ 俺とスピード以外が全員脱落したわけだが・・・」 スピア「え、2人だけなのか!?」 スピード「驚くなよ・・・どう考えても2人いるだけでも奇跡だろ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 ライト「つ、ついてけない」 エリアス「しかも短距離って、まさか長距離もあるの・・・?」 スピア「じゃあ次、長距離。 400000M行ってみよう!!」 ブルームーン「400KM走れとか!! 無理すぎるだろ!!」 スピア「これが出来なきゃお先真っ暗だぜ!?」 ウイング「出来たらある意味お先真っ暗だよ・・・」 ダークネス「だから嫌だったんだよ!! お茶漬け食いたい!!」 エアー「意味が分からない。」 スピード「(テンションがおかしすぎるなこいつら・・・)」 その後、1日中猛特訓が続いた。 気付いたら全身ボロボロだった。 当然といえば当然だが。 スピア「じゃあそろそろ本格的な特訓に入るか・・・」 ライト「じゃあ今までのは何だったんだ・・・」 スピア「ん? ただの準備運動さ」 ソル「1日かかる準備運動なんてあるか!!」 スピア「こっからがお楽しみの実戦訓練だ、さーて・・・」 実戦訓練と聞いて、誰も動かなくなった。 嫌な予感がする。 スピード「実戦か・・・ そうしないと強くはならないな・・・」 エアー「・・・」 ダークネス「もう寝込む生活は嫌だあああああああああ!! フォルス「(どれだけトラウマを植えつけているんだあいつは・・・)」 その後、スピアとスピードのみやっていて他はほぼ倒れてた。 というわけではなく、 ライト「あぶなっ!! 雷飛んできた!!」 フリーズ「なんて迷惑な・・・!!」 命がけである。地獄である。 ウィンド「やっぱこうなるのか・・・ しょうがない、アレを持ってこよう」 するとウィンドが何かを本部から持ってきた。 1本の剣である。 ライト「おい、何だそれ・・・?」 ウィンド「見てりゃ分かる。行けッ!!」 その剣を振ると・・・ スピア「!?」 スピード「な、何だ!?」 巨大な真空刃が巻き起こった!! スピア「うわっ・・・ い、いきなり何すんだ!!」 ウィンド「そりゃこっちのセリフだ!! とばっちりやばいんだから勘弁してくれ!!」 そうして特訓は終了するのである。 ライト「なあ・・・それ・・・」 ウィンド「あー・・・この剣はいつもこんな使い方をされてる剣さ・・・ 強大な力を持ってるけどこれじゃあな・・・」 エアー「その剣は「風剣ティルヴィング」だ。」 ライト「風剣ティルヴィング?」 エアー「ウィンドは実力不足だが・・・それでも一応戦えるのはあの剣のおかげだ。 神剣の1つで、一振りで真空刃を巻き起こし、 嵐すら呼び起こすという剣・・・」 フリーズ「・・・それを使っている理由が実力カバーのためとは・・・」 ウィンド「しょうがないだろ!! あれとったら俺無力だ!!」 フォルス「・・・ ところで、神剣っていうのは・・・」 エアー「そうだな・・・話しておこう。 神剣っていうのは、それぞれの属性に存在する究極の力を秘めた剣だ。 確認されているのは、 聖剣エクスカリバー、風剣ティルヴィング、水剣村雨、雷剣ラグナロクの4つ。 その内俺達の手中にあるのはティルヴィングだけだ・・・ 天使と戦うのに、その剣を出来る限り集めておきたかったが・・・ 時間が無かったな・・・」 ライト「神剣、かあ・・・ それがあれば楽になりそうなのか?」 エアー「ああ。 とはいえ、目撃情報などがほとんどない。 全く見つからない・・・」 フォルス「だが、そのティルヴィングだけは発見したのか。」 エアー「いや・・・発見したわけではない。」 フリーズ「どういう事だ・・・?」 エアー「あれはウィンドが元々持っていたものだ。 どうやって入手したかは知らんが・・・」 ライト「なんであいつがそんなものを・・・」 フォルス「・・・剣といえば、 これ・・・」 エアー「・・・? なんだ、その剣は・・・?」 フォルス「・・・何処かの街の廃墟で見つけた2つの剣だ・・・」 エアー「・・・異常なぐらいの力を感じるな・・・」 ライト「ま、まさかそれも神剣?」 エアー「・・・これは可能性が高い。 すぐに調べる必要があるな・・・ 結果は数日も経てば出るだろう・・・」 その日の夜・・・ ?????「ここから・・・感じる・・・ あの・・・剣・・・俺の・・・!! 炎剣レーヴァテイン・・・!!」