第28話 合流地点は危険地帯! 天空へと足を踏み入れたソル達。 すると・・・ スピア「ん・・・通信機か。」 以前分けられた通信機に連絡が入った。 スピード「スピア!」 スピア「・・・どうした?」 スピード「合流は中央の広場だ!」 天空は区画がいくつか分かれている。 東西南北に存在する4つのゲート。 そして先へ進んだとき交わる場所にある、中央の広場。 そこへ到達するためには、3つの関門がある。 広場を囲む、二重の壁。招かれざる客を追い返すための砦。 内側の壁の方が、上級の天使が配備されており、突破は困難。 更に、そこから先、再び長き階段を上る。 そこで戦うと、明らかに普通の人間には不利である。落ちたが最後、地上で砕け散る。 そして目的地、天使達の神殿。中央広場の更に上空に浮かぶ場所。 だが、そんな構造はソル達は知らない。 スピア「また・・・何でそんな奥にしたんだ?」 スピード「結局は到達する必要のある地点だからな・・・」 スピア「・・・周囲の砦を回って合流するのは・・・きついか?」 スピード「4方向に分かれたのは、戦力分散の意味合いもあるから、無理だと思う。」 スピア「なるほど。 ところでお前はどっちの方向にいるんだ?」 ソル達のいるゲートは北ゲートである。 一方、 スピード「今、東ゲートだ。 エアー達は西ゲートから突入した。」 スピア「分かった。じゃあ、俺等が最初に中央広場に着く」 スピード「させるか!」 いや張り合うところじゃない。 以前の敵対関係が信じられない。 その頃・・・ ダークネス「特攻仕掛けるか?」 エアー「待て。みすみす隙を作る必要は無い。 それに・・・細かく探索する必要がある。 きっとエメリアが何処かにいる。」 そう、エアー、ダークネス、カルテットと共にいたエメリア。 彼女は、氷雪地帯で消息を絶っている。 フィラネスと交戦したならば、天空に捕らえられている可能性も・・・ ダークネス「そういえばそうだな。 監獄を探すか?」 エアー「ああ。第1の砦は突っ切る。第2の砦の監獄に向かう」 そこへ エストレア「この前の恨みいいいいいい!!」 エアー「消えろ。」 ダークネス「誰かいなかったか?」 エアー「知らん。」 ここにいたじゃないか・・・究極のやられ役!!(ぁ ただし次に何処に現れるかは不明。 エアー達がエスなんとか(待)を粉砕していた頃、ソル達も第1の砦に突入する頃だった。 下級天使A「な、何者!?」 スピア「邪魔だぜ!どけ!!」 下級天使B「し、侵入者だ!」 ソル「・・・俺達の出番無いんじゃないか?これ」 スピアはやはり強かった。 来る敵来る敵あっさり粉砕していく。 ラグナロクの雷により天使達は超絶大被害を被っている。 これは1人で十分そうである。 フリーズ「・・・独壇場か。」 スピアが特攻する。途中で他がついていけなくなる。 一人ついていってるけど。 ティルヴィング「スピア!行き過ぎは危険!!」 スピア「心配するなよ! お前だって俺の強さぐらい知ってるだろ!?」 ウィンド「(そこが心配なんだって・・・どうにかして止められないか? このままだと後ろが孤立するぞ?)」 ティルヴィング「・・・多分無理。 ・・・だから、わたしが後ろの仲間を守る!」 ウィンドの20倍ほど頼りになる。(ぁ そしてティルヴィングが一旦後ろに戻ると・・・ ソル「なんてこった・・・」 ソル達は1人の天使と戦っていた。 ティルヴィング「!? いつの間に・・・!?」 クラウソナス「こいつやばくね!?」 フリーズ「分かってるから黙れ!!投げてやろうか・・・!?」 ブルームーン「おいおい、最初の方に出てくるのは雑魚だけと決まってるだろ!?」 ???????「それじゃ面白く無いだろ!? だから来たんだ!!」 フォルス「迷惑な話だ・・・!!」 ティルヴィング「あれは・・・誰!?」 ウィンド「(うわ・・・属性を司る天使の1人、オーバースカイ・・・ 空間の天使じゃないけどそれに近い事が出来る奴だ・・・)」 ティルヴィング「え!?」 説明役か・・・(ぁ それはともかく、今ソル達が戦っている相手・・・ オーバースカイ。彼は「空」の属性を操る。 「空」は空間の事である。 つまり、彼は空間の天使ほどじゃないが空間を操れる。 ウィンド「(ま、あいつはそんなにそれを使わないらしいけど。 だって間違えて自分で空間切り裂いてそしてミスって自分から入ったらしい)」 ティルヴィング「それ・・・バカ?」 オーバースカイ「さあ、行くぞ!! 空間を切り裂いてやる!!」 ソル「何だって!?」 ブルームーン「こ、これはやばい・・・」 オーバースカイ「食らえ!!」 オーバースカイは空間を切り裂いた! 間違えて自分の周りのを。 オーバースカイ「あ、まずい、自分が隔離された あ、ちょっと。行かないで。 なあ、もう少し戦っていかないか? あ、空間戻せない、うわ、 おい、やばいって、出れないって、 どうすんの?ねえこれどうすんの? 死ぬよ?俺死ぬよ? 2回しか登場して無いのに死ぬよ? みなさーん!俺に愛の手を!!」 ソル達は先に行った。 酷すぎる。 スピア「追いついてきたか!!」 ソル「先行きすぎだろ・・・」 スピア「ま、もう1つの壁は突破したからな。」 目の前にはまた壁が待ち構えている。 ライト「これは・・・楽勝じゃないのか? さっきも・・・」 エリアス「行けそうだよね!」 フリーズ「・・・最初は雑魚ばかり、だろう? 本番はここからだと思うがな・・・」 フリーズの冷静な分析。 ブルームーン「よっしゃあ!行けるぜ!!」 リーフ「この壁はわたしも活躍する!!」 誰も聞いてない。 テンション上がりすぎだろ。 フリーズ「・・・嫌な予感がするな。これは。」 そして彼等は次の壁に突入する。 中級天使A「貴様等、止まれ!!」 スピア「邪魔だって言ってるだろ!!」 あれ?(ぁ フリーズ「・・・圧倒的すぎる。」 ソル「今度は遅れない!!」 一方、カルテットがエアー、ダークネスと別行動をしていた。 南ゲートからの突入である。 カルテット「・・・ギガ、邪魔ですよ?」 ギガ「邪魔するに決まっているだろうが!! お前1人ぐらい俺だけで沈めてやる!!」 カルテット「なら・・・残念ですが、私の時の力で永遠に停止させてあげましょう!!」 グランディア「ふん・・・引っかかったな?」 カルテット「えっ!?」 ギガ「ふっふっふ、あっさり嵌ってくれたな!」 グランディア「これで南は終わりだ。 じゃあ、次は裏切ったスピードを・・・」 ギガ「で、こいつはどうするんだ?」 グランディア「決まってる。 こいつを実験台にする。 光と闇の逆転だ・・・ふふふ・・・ははは・・・はーっはっはっは!!」