第4章エピローグ 災いを呼ぶ少年



起きた事件の根本的な解決は出来ていない。

奴はまだ何かをたくらんでいるはずだ・・・




リミテッド「それにしても、
      何でこんなに色々と・・・」

ストーン「昔の、星の衝突で騒いでいた時期が信じられないな・・・
     今だったらその程度、対処できそうだしな」

カッター「だが今は、圧倒的な力の差により、対処できない・・・辛いもんだ。」


強い敵に対抗するには更に強い力。

しかしそれより更に強い敵が現れ、更なる力が必要になる。

そしてその更なる力でも対抗できない敵が現れ・・・



カッター「今では既に超えられない壁の向こうに敵がいる・・・」

ストーン「昔は俺達はかなり強かったのにな・・・
     今じゃ役に立てるかどうかは微妙だな」

リミテッド「でもメンバーを総動員すれば・・・!!」




ウィンド「無理無理、無理だって」

ストーン「は!?何でだ!?」

ウィンド「・・・もう敵は遥かなる絶望の先にいる。
     その絶望という壁を超える事はできない。
     絶望はいわゆる、『その者の真の限界』なのさ」




カッター「限界・・・か・・・」

ウィンド「確かに、1より2、2より3・・・
     頭数は出来る限り多く揃えておいた方がいい。だがな・・・
     それにも限界が出てくる。
     足し算じゃ超えられない壁が出てくるのさ・・・無謀だ、無謀」



リミテッド「じゃ、じゃあ・・・」

ストーン「どうすればいいってんだよ!?」



ウィンド「・・・ま、諦めるしかないな」



その時リミテッドはウィンドをつかんだ。


リミテッド「正気!?
      諦めるなんて・・・」


ウィンド「・・・諦めるの意味を取り違えてないか?」

リミテッド「!?」




ウィンド「単純な足し算じゃなく、それより効率的な方法を探す、
     諦めるのは頭数揃えて無理やり挑む力押しだけだ」




ストーン「じゃあ最初からそう言え。」

カッター「ややこしい奴だ・・・全く」

リミテッド「あーあ、無駄な体力使っちゃったよ」


ストーン「・・・にしても。
     災いが、まるで呼ばれているかのようだな・・・」

カッター「・・・災いを呼ぶ少年、ライト。」

リミテッド「最悪だよ・・・本当に」


ウィンド「災いを呼ぶ少年ねぇ・・・
     実は違う奴かもな・・・」


カッター「はぁ?何言ってんだ?」

ウィンド「ん?何も言ってないけど?」

カッター「しばき倒すぞお前。」




災いを呼ぶ少年。


ライトの事を表すのかも知れないが。


やや釈然としない部分があった・・・




ストーン「・・・全く、イライラするな」

カッター「季節的に言えば今は夏だな」

リミテッド「暑いからイライラするんじゃない?」

ストーン「だそうだ。ウィンド。」

カッター「暑苦しいぞ、ウィンド。」

リミテッド「とりあえず離れて、ウィンド。」



ウィンド「一番暑いのは俺自身だぁぁぁぁぁぁ!!」



カッター「とりあえず離れろ。むしろ失せとけ」

ストーン「まぁ消えろ。」

リミテッド「ハウス。(ぇ)」




ウィンド「・・・畜生があああああああ!!!!」(ダッシュ!!




と、すぐに止まった


ストーン「ほら、ハウスハウス」


ウィンド「・・・しまった。」

カッター「ほら早く、ハウスハウス」

リミテッド「ハウスハウスハウス」


ウィンド「俺は犬じゃねぇぞコラ。
     ・・・それにしても失敗した」


カッター「何が」

ウィンド「・・・ほら、あれ見ろよ」




そしてその先にあった物は・・・