ここまで幾多の悲しみに満ち溢れていただろうか。 ここまでどれだけの想いがあったのだろうか。 ・・・だが。 ここで終わりの時である。 今、決まる。全て・・・。 最終章ラストエピローグ 光の行き着く先 ゴウエン「これは計算外だ・・・ まさかそこまで大勢で来るとはな・・・」 ライト「降参しろ・・・!! そうすればやられずにすむぜ・・・?」 ゴウエン「誰がするか・・・雑魚共相手に」 ライト「・・・やる気か、やっぱり」 ゴウエン「貴様らもそのつもりだったのだろう?」 ライト「・・・なら、倒す!! 行くぞ、みんな!!」 数十数百もの・・・ 同じ志を持った・・・仲間達!! 戦いを終わらせるために・・・突っ込んでいく!! ゴウエン「ふん、遅い!!」 だが、ゴウエンの力はやはり強い!! 即座になぎ倒され、焼かれ、倒れていく・・・ 大勢の中には、当然こいつらもいた。 ボルテージ「くっ、俺達も行くしかねぇな!!」 ボルト「当たり前だ!!」 ウイング「・・・早く行こう!!」 最大の、仲間。 勿論・・・ ヤイバ「俺も・・・やらなきゃいけない!! ここで止まったら・・・駄目なんだよっ!!」 レジェンドやフリーズ、悪霊にフォルスもいた。 あまり目立たないが、デッドもいる。 そして・・・エリアス。 レジェンド「俺が何もやらないはずが無い・・・!!」 フリーズ「これが、生きる意味・・・」 悪霊「普段のうっぷんを晴らすぜ!!」(ここでも悪霊 フォルス「・・・!!」 デッド「さて、そろそろ目立たないとな?」 エリアス「力を合わせれば・・・勝てる!!」 それに。 この一連の物語の中で・・・ 巻き込まれた、救助隊・・・ いや、もう、巻き込まれたではすまない。 10の救助隊も、いるのだから。 そして・・・ 数分が経過した・・・ やはり力の差が非常に大きく、もうほとんどが倒れていた。 だが残った者は諦めない。 絶対に、諦めない!! 諦める訳には、行かない!! ライト「受けろ、ハイドロポンプ!!」 ゴウエン「その程度の攻撃で・・・どうにかなると思っているのか!?」 ライト「これだけじゃ倒せないかもしれない・・・でも!! 力が合わされば・・・強い力になる!!」 ボルテージ「ブラストバーン!!」 ボルト「かみなり!!」 ウイング「ドラゴンクロー!!」 ヤイバ「れんぞくぎり・・・!!」 ゴウエン「くっ・・・!!」 レジェンド「ハイドロカノン!!」 フリーズ「ふぶき・・・」 悪霊「あくのはどう!!」 フォルス「ドラゴンダイブ」 デッド「ほうでん!!」 エリアス「サイコキネシス・・・!!」 一点への集中攻撃!! 力の相乗効果!! ゴウエン「雑魚が・・・調子に乗るなああああああ!!」 ゴウエンは無理矢理その攻撃を押さえ込もうとしたが、 突然その攻撃が更に大きくなった!! ゴウエン「何!?」 そう・・・!! ピカマル「10まんボルト!!」 フォイア「ねっぷう!!」 ラウンド「かみなり!!」 ブイ「はかいこうせん!!」 4つの力が重なり、更に!! エコロ「すてみタックル!!」 ミズピン「きあいパンチ!!」 マモル「でんこうせっか!!」 3連続の直接攻撃!! 攻撃は止まらない!! リュウエン「かえんほうしゃ!!」 タイム「ハイドロポンプ!!」 カルロス「ハイドロポンプ!!」 炎も、水も重なり行く!! 完全集中一点攻撃!! ライト「(勝てる・・・!!) うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 が、そんな簡単に終わるはずが無かった。 ゴウエン「き・・・さ・・・まら・・・ じゃ・・・まを・・・す・・・る・・・な・・・ああああああああ!!」 突如、巨大な地震が起こる!! ヤイバ「な、何だ!?」 ゴウエン「こうなったら・・・全て滅ぶといい!! 貴様らはここで死ぬ・・・!!滅ぶのだよ!!」 その時・・・!! 世界中に異変が発生した!! 海は荒れ狂い、 風は吹きすさび、 火山は噴火を起こし、 大地は揺れ動き、 雷が落ちる・・・ ボルテージ「な、何が起きやがった!?」 ボルト「わ、分からない!!だけど・・・もしかして・・・!! 奴は、この世界を、操作しているのか!?」 ウイング「え!?そ、それじゃ・・・!!」 レジェンド「世界を操作する・・・そんな奴相手に!?」 フリーズ「・・・勝負を挑む方がおかしいな・・・普通」 ゴウエン「死ねえええええええ!!滅べえええええええええ!! この世界は・・・愚かな世界だあああああああああ!! 消えてなくなってしまえば・・・いいのだよおおおおおおおお!!」 その異変が最高位に達する!!そして、何と・・・!! 空に見える、太陽が・・・!! この地へと、迫り来る・・・!! 悪霊「な、なんてこった!!」 デッド「太陽が・・・堕ちて来る!!」 エリアス「そんな・・・!!」 ゴウエン「ははは・・・ははは・・・はーーーーっはっはっはっは!! 叫べ!!泣け!!喚け!! これで終わりだ!!愚かな者たちよ!! せいぜいあがくがいい!!」 ライト「こ、こんな・・・」 あんな事を言ったライトも、思った。 相手が悪すぎる。 ライト「どう、すれば・・・いいってんだよ・・・ どう、すれば・・・勝てるんだよおおおおおお!!」 フォルス「・・・ライト」 ライト「!! フォルス・・・?」 フォルス「まだだ・・・まだ行けるはずだ・・・ お前の力なら・・・どうにかなる・・・!!」 ライト「え・・・!? だ、だけど!!太陽を止めるなんてできる訳が・・・!!」 フォルス「ある!! 信じろ!!できると思え!! 最初からやらないんじゃ駄目だ!! お前なら・・・できるはずだ!!」 ライト「でも、どうやって!!」 フォルス「・・・仲間を見捨てないんだろ? なら、信じろ、自らを!! 仲間を救うんだ!! お前の言った事と同じだ!! 見捨てるな!!信じろ!!救え!! お前は・・・救助隊の志、持ってるんだろう!?」 ライト「信じる・・・?」 フォルス「そうだ!!」 信じるといってもどうすればいいのか分からない。 ボルテージ「も、もう駄目だ!!早い!!」 もう迫ってくる。 温度も上昇する。 身を焼かれるほどの・・・轟焔・・・ ライト「!!」 仲間の危機・・・救いたい ライト「「ファイナリティ・カノン」!!」 ゴウエン「何!?」 空へと強大なエネルギーが・・・!! そしてそれは太陽に当たる!! フォルス「そうだ!!」 ライト「う・・・おおおおおおおおおおおおおおおお!! これで・・・!!」 だが、まだ勢いが足りない!! 絶大なエネルギーを彼一人では支えきれない!! フォルスはすぐに支えた・・・だがそれでも耐え切れない!! あと少しなのに・・・ここで・・・ ボルト「お、おい!!ライトが・・・!!」 ボルテージ「!? あ、あれを止めようとしてる!?」 ボルト「でも、エネルギーが足りないんだ!! いや、出し切れていないのか!?反動がでかすぎて!!」 ボルテージ「(・・・そうか、諦めてはいけない!!) 俺達も・・・!!」 ボルト「・・・支えてやるのか!?」 ボルテージ「そうだ、それしか可能性がないなら最期に一発賭けてみるか!?」 ウイング「ライト・・・!!」 ヤイバ「・・・俺らも、支えようぜ」 ウイング「え・・・でも、支える事も・・・できるかどうか・・・」 ヤイバ「あいつらのように、たまには一か八かに賭けて見るのもいいかもしれない」 レジェンド「行くぞ!!」 フリーズ「当たり前だろう・・・!!」 悪霊「今こそ日ごろの無念を晴らす時!!」 デッド「やってやるか・・・!!」 エリアス「・・・兄さん・・・!!」 そして・・・ その場にいる全員が、支えに行った!! ゴウエン「その程度で、止められるとでも・・・!!」 ライト「(くそっ、続かない!! もう、エネルギーが・・・!?) み、みんな・・・!?」 ボルテージ「諦めないんだろ!?」 ライト「(・・・ありがとう、みんな。 最高の、仲間だ・・・) はあああああああああああああああああああああああああああああ!!」 ゴウエン「何ッ!!太陽が、戻ってゆく!?」 強大なエネルギー!! そして・・・心・・・ 太陽の勢いは止まり・・・戻ってゆく・・・ ゴウエン「ば、馬鹿な!!何故・・・」 かくして、太陽は、元の位置へと戻った。 あれは、奴の最強の攻撃だろう。 それを、止めた事は。 奴の心へと直接的なダメージとなる。自身の力を打ち砕かれて。 つまり、それは・・・ ゴウエン「・・・我が、最大の力が・・・砕かれた・・・ まさか・・・負けた・・・と・・・でも・・・言うの・・・か・・・?」 勝利、を意味する。 ライト「・・・!!」 膝をついた、ゴウエンを見て・・・彼等は、勝利を悟った。 ライト「や、やった・・・!! 勝ったんだ・・・!! 俺達は・・・勝てたんだ・・・!!」 だけど誰も騒いだりはしない。 自分達もまた、ほとんど力を使い果たしてしまった。 でも、やるべき事がある。 ヤイバ「・・・こいつ、また何かやるかも知れないな・・・」 ライト「いいよ、放っとけば」 ヤイバ「は!? 馬鹿か!? 何か起こってから遅・・・」 ライト「少なくともしばらくは有り得ない。」 ヤイバ「・・・ったく・・・まあいい。 その場合はお前に責任とって貰うからな」 ライト「別にいいよ・・・」 勝利の反動なんて無い・・・ けど、これでいい。 いいんだ・・・ しばらく、その場で全員が眠った。 途中で倒れた者も、命に別状は無かったらしい。 そして・・・ ボルト「う・・・眠っちまったのか・・・全員・・・ うーん・・・ ・・・? ライトは、何処だ・・・?」