最終章エピローグE 過去の記憶 ほぼ無限にあると思われる作戦。 たくさんあればあるほど戦い方には困らないが・・・ ゴウエン「・・・」 強い憎悪を放っているゴウエン。何故か・・・? だがそれを今は2匹とも無視し、早速作戦に入ったが、 いきなりとんでもない作戦が出た。 マモル「あ、後ろに誰かいる」 ゴウエン「下らん!!」 ゴウエンは突っ込んできた!!そんなのに騙されるはずが無いのに何故そんな事を? 理由は簡単。 むしろ、それを期待して言ったのだ。突っ込んでくる事を期待して。 マモル「かみなり!!」 ゴウエンは感情的に突っ走ったので、避けられずに直撃し、隙が出来た!!そこに カルロス「ハイドロポンプ!!」 を、直撃させた。 怒っているならば、こういう事には簡単に反応する。 そう、これは心理的な作戦(むしろトラップ)なのである。 恥も何もかも掻き捨て、勝利に全力を尽くす。これが必要であろう。 ゴウエンは更に怒り狂う。 無言のまま、突っ込んできた!! 怒り狂えば、突っ込んでくるのは普通だろう。こういう奴ほどそれは顕著に現れる。 これなら回避は簡単だ。あっさり避けた。 ゴウエン「・・・こざかしい・・・こざかしい・・・ 本当にこざかしい物だ・・・!! 卑怯者が・・・!!」 カルロス「お前の方が卑怯者だぜ、利用して利用して利用しまくって・・・」 ゴウエン「・・・かつて、陥れられた・・・ 今と同じように、ある作戦に・・・」 マモル「・・・? 何を言って・・・」 ゴウエンは、言い終わるか否か、マモルに掴みかかってきた!! マモル「っ!?」 ゴウエン「策士とかそういうように、こういうこざかしい事ばかり考える奴・・・ 見てるだけで苛々するんだよ・・・ 死ね!!雑魚共がぁぁぁぁぁぁぁ!!」 掴む力が強すぎて、逃げられない!! ゴウエンは、ほぼありったけの力を込め、 まさに、一撃必殺の攻撃を仕掛けようとした・・・!! カルロス「!! ど、どうにかしないと!!ハイドロポンプ!!」 ゴウエン「ぐっ!!貴様・・・貴様も死ねえええええ!!」 ヤイバ「あれは・・・まずい!!」 ヤイバは、遠距離から攻撃のタイミングを見計らっていたが、そんな暇はもう無かった!! 飛び出したが・・・!! ゴウエン「邪魔だ!!」 マモルを掴み、もう片方の手をカルロスの方に向け・・・ そこから、ゴウエンは蹴りを繰り出してヤイバを一撃で吹き飛ばしてしまった!! 怒りは・・・全てを飲み込みゆく!! これで、終わりか・・・もはや諦めの気持ちしか感じない。 終わらなかった。