第12話 決死の救助隊軍団


ボルテージ「・・・フーディン達を助けに・・・3体のポケモンが向かった。
      ハイドロズのカメックス、カラミツキのオクタン、ゴロゴロのゴローニャ。
      3体とも、かなり名の知れた、強者だ。」

ライト「へぇ。合計6体いれば大丈夫じゃないか?
    そんな強いなら。フーディン達もやられたとは限らないし」


ボルテージ「そして、3体ともすでにやられて戻ってきた。」

ライト「は!?]


広場


ボルト「ライト、やっと来たか!!」

ライト「まぁな。・・・で、やられた3体ってのは・・・」


ヤイバ「あれだ・・・」



広場の中央には、3体のポケモンがいた。

傷だらけで、倒れていた。



ライト「うわっ・・・ひどいなこれ・・・!!」

ヤイバ「だろ?こいつら、グラードンを見ることすら出来なかったらしい。
    雑魚がここまで強いとは、誰が予想したんだろうな。」


ウイング「それで・・・あの、FLBの、リザードンとバンギラスはもう倒されたみたいで・・・」

ブレイカー「残るはフーディンのみ。不可能だな。」


ライト「・・・」




ダーテング「3体とも、大丈夫か?」

カメックス「あそこは、やばすぎる・・・」

オクタン「わたくし達、グラードンすら見れずに・・・」

ゴローニャ「駄目だ・・・もうあんな所行きたくない・・」


ライト「・・・」

ボルテージ「やばいな・・・このままじゃ災害により・・・」

ボルト「絶滅の危機だな・・・」


ライト「ふぅ・・・こりゃあ・・・やっぱり・・・」

ボルテージ「どうした?」


ライト「俺達が行くしかないだろう・・・」



その瞬間に、広場にいた数十匹以上のポケモンが一斉にライトの方を向いた。


ザワザワザワザワザワザワザワ・・・

ボルテージ「おい、冗談はやめてくr」

ライト「冗談なんかじゃない・・・さっさと行くぞ。」

ボルト「・・・マジで?」

ウイング「やられちゃうよ!?」

ブレイカー「死にに行くつもりか!!」

ヤイバ「・・・」


ライト「あーもー!!うっせぇなあーーー!!
    どうせ止めなきゃ死ぬんだ!!わずかな希望に賭けろ・・・」


・・・・・・


カメックス「それも一理ある・・・
      だが、お前らだけで行くつもりか?
      それだったら、わずかな希望すらないぞ・・・」




ボルテージ「じゃあ・・・ここにいる、全員で行ったらどうだよ!!」


ボルテージの一言で、広場がざわめいた。


ライト「・・・救助隊の・・・誇りを持てよ・・・!!」



ウイング「いいかもね。」

ヤイバ「まぁ、多勢に無勢って感じで、みんなでかかりゃいいだろうな。」

ブレイカー「救助隊軍団・・・ってか?」



ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!




そして・・・次の日。


ライト「・・・マグマの地底・・・」

ボルト「・・・本当に、倒せるのか!?」

ライト「弱音吐く暇は無い。
    ・・・行くぜ!!」



そして、各地から集まった数十以上の救助隊が

マグマの地底へと赴いた・・・


マグマの地底 最下層B2F


リザードン「くそっ・・・あんな奴・・・勝てない・・・」

バンギラス「上にいる奴等が、一気に来なきゃいいがな・・・
      いくら数が多くても・・・」


一撃で・・・全滅だ