第16話 裂空の支配者 天空の塔 ライト「ここが・・・天空の塔・・・」 ボルテージ「高いな・・・」 ボルト「雲で出来てるし。」 ライト「遂に、終わるのか・・・ 俺が元の世界に戻れる・・・」 ボルテージ「・・・そうだよな。 お前、戻りたかったんだろ?」 ライト「・・・ああ。」 ボルト「そのためにも、早く行かないと・・・」 天空の塔 最上階 8F ライト「(いくらなんでも飛ばしすぎだろ・・・)」 ボルテージ「この上が、一番上のようだけど・・・」 ライト「・・・これが終わったら、元の世界へもどれる・・・ 少し名残惜しいが、な・・・」 ・・・天空の塔 最上階 9F レックウザ「ここは我が領空・・・!! 貴様らのようなものが来る所ではない!!」 ライト「いや、実は、頼みがあって」 レックウザ「ならぬ!!」 ボルテージ「頑固な・・・」 レックウザ「出て行かないというのなら・・・ 倒す!!」 ライト「・・・最後の戦いと、いえるのか・・・!?」 広場 ヤイバ「あいつら、大丈夫か・・・?」 ウイング「心配ないと思う・・・よ」 天空の塔 最上階 9F ライト「・・・ッ、強い・・・!!」 ボルテージ「ライト・・・グラードン倒せたんじゃ・・・」 ライト「倒せたけど・・・まだ、力が回復してないんだ・・・」 ボルト「このままじゃ・・・俺達、全滅しちまう・・・」 レックウザ「とどめだ・・・!!はかいこうせん!!」 ライト「はかいこうせんだと・・・!?」 ボルテージ「強制送還じゃすまない・・・」 ボルト「くそっ、どうすればいいんだ!!」 レックウザがはかいこうせんを発射した!! しかし、そのはかいこうせんの軌道が曲がった・・・!! レックウザ「何!?」 ライト「はぁ・・・はぁ・・・」 はかいこうせんの軌道が曲がった所からは・・・水が噴出していた!! ボルテージ「水・・・!?」 ライト「成功・・・したか。 なみのりだ・・・」 ボルト「そんなの・・・使えたか!?」 レックウザ「くっ・・・」 ライト「火事場の馬鹿力ってのは、どうも有るみたいだな。 これなら、全力でいける・・・決まれ!!」 ハイドロポンプ!! ライトが放ったハイドロポンプは・・・ レックウザの急所に直撃した・・・!! レックウザ「グ・・・・・・グォォォォォォォォォォォォ!!」 ボルト「な・・・」 ボルテージ「ありゃ、ハイドロポンプどころの騒ぎじゃないぜ・・・」 レックウザ「ま、まさか・・・負けるとは・・・」 その時!! ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!! ボルテージ「な・・・地震!?ここは空の上じゃ・・・!!」 レックウザ「これは地震ではない・・・衝撃波・・・」 ライト「そうだった!!レックウザ、上を見てくれ!!」 レックウザ「上・・・!?何だあれは!?」 ライト「星がこのままじゃ衝突する!! それを止めてもらうために俺達は・・・」 レックウザ「・・・いいだろう。 だが・・・この近さからでは・・・ お前らも無事ではすまんぞ・・・!?」 ボルト「・・・!!」 ライト「んなのどうでもいいんだよ!! さっさとしてくれ・・・!! 命を捨てる覚悟だってある」 ボルテージ「ライト・・・!!」 レックウザ「・・・いいだろう!!」 レックウザは、落ちてくる、星へはかいこうせんを放った!! その衝撃波は・・・ ライト達の体力をも奪った。 ライト「・・・終わり、か・・・」 ・・・・・・ここは? ・・・ここはどこなんだ? さっきまで、塔の上にいたはずなのに・・・ ゲンガー「ケケッ、こんな奴が倒れてるぜ!!」 ゲンガーに引きずられている・・・ 何処へ連れて行くつもりだ・・・? 何処へ・・・ ライトの意識は途切れた。 ゲンガー「ケケッ、世話のかかる奴だ」 続く・・・