第42話 エリアス 4 心の誘い




グライダー「あいつ・・・裏切ったな・・・!!」

フェード「・・・しょうがない・・・」

グライダー「何だと・・・!?」


フェード「よく考えれば無理矢理協力させていた者だ・・・
     いつこんな事になってもおかしくなかった。
     そこを見抜けなかったお前もお前だな」



グライダー「・・・黙れ!!
      利用できる物はとことんまで利用する!!
      例えそれが何であろうと、だ!!」




フェード「(いつボロが出てもおかしくない・・・
      奴の終末は近いな・・・)」



リビテア「いたたた・・・あんなに強いなんて思って無かったよ・・・」

グライダー「リビテア!!奴を追いかけるぞ・・・!!」

リビテア「え?え?ま、まぁいいや・・・」






利用できる物は極限まで利用する・・・








走る2匹・・・それを遠くから見ている者が・・・









レジェンド(?????)「へぇ・・・強引な奴等だよ、全く・・・」




見ている者は・・・何かを見ている・・・意味は分からないかも知れないが・・・


レジェンド「種族が違うのにさ、強引に代わり作ろうとして
      種族を失敗するもんな・・・馬鹿だよあいつ。
      しっかし、不運だな・・・ライトとやら。
      こんな俺の代わりにされちまって・・・どれ、協力してやるか?」










一方


ライト「・・・それにしても・・・
    奴等がこれで終わるとは・・・」


ランス「まだ奴等のボスがいない。」

ライト「そういえば・・・そうだな」




ボルト「おい、ボスって?」


ランス「よく分からないが、
    とにかく残虐非道。・・・っていう訳じゃないらしい」

ライト「・・・そうなんだよ・・・」

ボルト「どういう事だ?」

ライト「奴等が殺戮をするのは、
    ボスが命じてるわけじゃなく、
    あのグライダーが独断でやってる。
    ボス自身は・・・優しい奴だったりする」


ボルト「は!?そんなはず・・・」

ライト「それがあるから、実際はボスなんてどうでもいいんだが・・・」






まだ問題が残ってる・・・それは・・・










奴を完全に叩かないと・・・












だが。




グライダー「ぐっ・・・貴様、何故、どうしてここに・・・!!」

レジェンド「・・・悪いけどさ。
      お前のような輩は放っておいたら大変な事になる。
      だから先に叩かせてもらったよ」




リビテア「あー・・・これって・・・マズイ?」

レジェンド「お前に恨みは無いがとりあえず気絶ぐらいして貰う。
      ・・・ハイドロカノン!!」








リビテア「ひ、ひぃぃぃぃぃぃ!!」

レジェンド「それだけじゃ終わらせない、
      連結技食らってみろ!!」




リビテア「うわ、何か来た!!ちょっ、気絶じゃすまな・・・ぎゃああああああああ!!」






レジェンド「無駄な体力使ったな。
      連結技とかしなくて良かったか?
      ・・・さて、せっかくだから・・・奴等を追いかけてみるか。」


その瞬間消えた。あまりにも疾い・・・









で

ライト「・・・?何か来る?」


ボルト「え?」

ボルテージ「何も見えないが・・・」

ライト「いや・・・何か感じる。」



ざわつき・・・?



ライト「!!
    上か!?」







ストーン「上?」

カッター「何なんだ?
     ん、もしかしてここで俺達出てきたって事は・・・
     もしかして回復してその後すぐに・・・」








その瞬間、もう、奴が来た!!









レジェンド「お前等だな・・・?」


ストーン「ん、何か聞こえたぞ!?」

カッター「姿が確認できない!?」








レジェンド「せっかくだから試してみるか・・・ハイドロカノン!!」








ストーンとカッターはモロに食らった!!


ストーン「ぐぼあああああああ!!」

カッター「最悪だああああああああああ!!」




哀れな・・・(ぁ







ライト「・・・!!」

ボルテージ「敵襲!!敵襲!!
      警戒宣言!!警戒宣言!!」


ヤイバ「お前遂に壊れたか!?」









レジェンド「あまり強くは無いな・・・
      他はどうかな?」



ヤイバ「誰だか知らないけれど、
    潰すしかないな!!」

レジェンド「っていうか、遅いな」




ヤイバ「なっ・・・」











その瞬間次々と倒れていく仲間達!!



ヤイバを筆頭に、ボルテージ、ボルト、ウイング、ブレイカー、

そしてランス、ウィンド、更にはスピアまでもが一瞬で倒れていた!!







ライト「!!!!!!!」





レジェンド「・・・あー、やりすぎたな。」

ライト「お前は!?」

レジェンド「すまんすまん、ちょっとね・・・
      試してみたくなったから。だがやりすぎた。

      俺の名はレジェンド・・・俺のせいでお前はこんな事になっている」