第4話 ターゲット・ロックオン ????「かげぶんしん!」 戦闘に突入してしまい、逃げることは出来なさそうなこの状況。 だったら戦うしかないが・・・ ボアズキョイ「・・・本物は1つ・・・」 レイ「全部攻撃すればいいだけの話だな?」 確かに、本体は確実にあるのだから全部当てればいい。 レイ「れいとうビーム!」 ボアズキョイ「・・・つじぎり・・・」 手際よく分身を攻撃するレイとボアズキョイ。 だが他3体はどうすればいいのかさっぱり分からない。 シトロン「えっと・・・どうしよう・・・ とりあえず攻撃すればいいんだよね?」 ウィンド「で、本体に当たって反撃されるのがオチな気がした。」 イメム「当たってもダメージ与えられそうにないし・・・ つまり3体揃ってお荷物状態?」 まあこっちの方が普通に思える。 現実的に、戦闘なんてした事ある奴は極めて稀な気がする。 だが・・・そんな事言ってられない。 イメム「えっと・・・まあ技知らなくても・・・」 ウィンド「たいあたりぐらいできるって寸法か?まあできそうだけど」 イメム「じゃあもうまとめて突っ込んで・・・ 3体いればまだマシだし」 そして実行に移す。 3体まとめて突っ込んでみた!! ????「くっ!? ・・・きりさく!!」 イメム「!?」 シトロン「あっ!!」 まとめてなぎ払われた・・・ ????「♀の方には手加減したから大丈夫。 残り2対には容赦なくしたがな」 ウィンド「なんっつーナルシストだ。 そういえば俺、こんな知り合いいたな」 イメム「いたた・・・」 ????「さあもういっちょ・・・」 コケッ ・・・ ????「くそ、石につまずいた」 ウィンド「なんだそれ!!」 ????「まあいいや・・・今度こそ行くぞ!!」 シトロン「ど、どうしよう!!」 イメム「君は狙われないけどね・・・ でも・・・」 ウィンド「俺とお前はアウトだ。」 レイ「ふぶき」 ボアズキョイ「・・・つじぎり・・・」 ????「そういえばもう2体いた・・・」 しばらくお待ちください(待 ????「ちくしょう、油断した・・・!!」 レイ「おとなしくしろよ、まずこんなことした理由聞かせろよ」 ????「いや旅するのには金欲しいから。 傭兵やってるからこういうので金稼ぐんだよ俺は」 ボアズキョイ「・・・何者かが俺達を狙っている・・・ そう・・・元人間の者たちを・・・」 ????「そういえば元人間とかなんとかいってたが。 予言がどうとか、世界がどうとか・・・」 ウィンド「予言?世界?? 何だ?俺達と関係あるのか・・・? でも、狙われてるとか洒落になんねぇぞ・・・」 ????「まあ頼んできたのはたった1体の奴だったし。 しっかし・・・これじゃ金が・・・路頭に迷うのはやだなあ・・・」 イメム「路頭って・・・」 ウィンド「・・・どっかに森でもあれば木の実が集められそうな気もするが。」 レイ「この辺に森はねえぜ、山と砂漠と海ならあるが」 ボアズキョイ「・・・木の実なら持っている、少し分けてやろう・・・」 ????「それは恩にきる!!」 ウィンド「これ以上狙うなよ・・・」 ????「お前は弱そうだな」 ウィンド「・・・」 数分後 ????「ところでお前らなんていう名前なんだ? それさえ聞ければよほどの事が無きゃ襲わないから」 シトロン「私はシトロンです。」 イメム「僕がイメム。」 レイ「俺はレイ。」 ボアズキョイ「・・・俺はボアズキョイだ。・・・」 ウィンド「で、俺がウィンドだけど」 ????「シトロン、イメム、レイ、ボアズキョイ、ウィンド・・・ ウィンド!?」 ウィンド「?」 ????「いや、まさかな・・・ まあいいや、ありがとよ。」 そして去っていった。こうそくいどうで。 イメム「早い。」 ウィンド「多分あいつ俺と同じ名前の知り合いいるんだろうな」 シトロン「これからどうするの?」 ウィンド「この街にもう少しいるか・・・」 イメム「まあ急ぐ必要もなさそうだしね。」 レイ「貴様ら暇人だな。」 イメム「罵倒された気がする」 ウィンド「今人じゃねぇよ」 シトロン「・・・もしかして、それ専門?」 ウィンド「・・・になっちまったな俺」 ボアズキョイ「(・・・狙われているのだった悠長にしてはいられないが・・・ ・・・予言・・・俺達は何者かのターゲット・・・)」 第4話 ターゲット・ロックオン 初登場キャラクター 今回は無し。傭兵の方はまたちょっと経てば登場します。 その他の解説 木の実 ポケモンの基本的食料。 種類はたくさんありすぎる。 この他にタネとかもある。 予言 この話の重要キーワード。この話を読むに当たり、覚えて損無し。 たいあたり 各キャラにはほぼ確実に4つの技がある。 だが戦闘に慣れてなければこういうのしか使えない。 慣れれば徐々に習得できるはず。 現時点では能力もまだ覚醒していないキャラが多い。 人じゃない 本編にも括弧つきでよく出たウィンドの専門突っ込み。何となく解説してみた。