第５話 帰還する方法 何者かに狙われているという事実。 ならば早くもとの世界に戻る方法を考えるべきだが・・・ それが思いつかない・・・ イメム「どうしますか？」 全員「分からない」 まあそうだろう。 レイ「とりあえずもうしばらく待てば仲間が来るから」 ウィンド「そう言ってて既に５日ほど経ってる気がするが？」 何か起こっている、と考えるのは容易なことだった・・・ さて・・・物語は別の所でも動き始めていた。ほんの些細なことから。 ？？「ゴールへ・・・シュート！！」 ここは南の方にある小さな町。 総人口・・・むしろ総ポケ口（？）は多分３００程度。 ？？「あ、珍しく失敗した」 ？？？「いてっ！！」 ？？「あ・・・」 ？？？「なんなんだこれ・・・ボール？」 ？？「すいません」 ？？？「・・・まあいいけど。周りに迷惑かけるのはやめてくれない？」 ？？「う・・・」 ？？？２「そこ、喧嘩はやめたほうが・・・」 ？？？「うるさい」 ？？？２「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ？？？「・・・あ、ご、ごめん・・・ちょっと・・・」 ？？？２「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」（根に持ったようだ さてここに３体のポケモンがいる。 ボールをシュートしてたまたま失敗していたのはロウ。 うるさいって言っ（てしまっ）たのはスズナ。 言葉を根に持って黙ってしまったのはアウス。 彼等は別段関わりがあるわけではないのだが、どうしても町が小さいので 遭遇することは自然と多くなるのだった。 スズナ「・・・それにしてもこの町って小さいから 何も起こったりしないな・・・」 アウス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 スズナ「何か言ってくれない？」 ロウ「サッカーするか本読むかしかやることが無いな・・・」 スズナ「まあ安定してると言えば安定して」 アウス「そうだ、旅に出よう」 ロウ「どこかで聞いたような言葉だ」 スズナ「というかいきなり何？」 アウス「だってこのまま何もしないでずっとこの町にいて 死ぬまでここで呆然として暮らしていて 結局生きることに何の意味も見出せず何も残さず消えてゆくという」 ロウ「・・・今の考えはネガティブすぎ」 アウス「たまにはいいかと」 ロウ「登場１話目なのに「たまには」っていうのはおかしいって」 スズナ「まあ暇だしそれもいいかもね」 ロウ「それはそうだけど。」 アウス「では出発は明日の５時で」 ロウ「明日！？しかも５時！？」 唐突に何かが決まってしまったらしい。 アウス「ここから北東に３日ぐらいで、大きな街につくらしい。 そこへ行って見よう」 スズナ「あー・・・唐突に提案出して唐突に計画決めちゃったよこいつ」 さて、北東にある大きな街とは・・・ シトロン「もう今日で１週間ですけど」 レイ「あいつら何やってんだよ・・・！！」 ボアズキョイ「・・・後もう５日待ち・・・ それで来ない場合はこちらから向かうことにする・・・」 レイ「まあそうだな」 イメム「・・・話が進行しちゃってるけど・・・」 ウィンド「俺達は発言のしようが無いこの状況じゃあ」 なんとここだった・・・ イメム「それにしても戻る方法って本当にあるのかな？」 シトロン「もしなかったら・・・その時は・・・」 第５話 帰還する方法 初登場キャラクター ロウ（ゴルダック♂） 明るく親切な突っ込み役。今回だけでも何回も突っ込んでる。 キレると無口になり、容赦なくなるらしい。 サッカーと読書が好きらしい。サッカーということは元人間なのか？ 心を読めるとも言うが・・・ 技数：４ 能力数：２ 水タイプ スズナ（クチート♀） 大体落ち着いており、穏やかで冷静。突っ込み体質。 明るいほうである。責任感は強い。 絵を描くことが趣味で、能力がそれに対応してるらしく・・・？ 怒ると噛み付く。多分かなり痛い。 技数：４ 能力数：２ 鋼タイプ アウス（ヨノワール♂） めんどくさがりやなボケ役。突拍子も無い発言多数。 根に持つ性格。１週間話さなくなるとか・・・ 技、能力の他黒魔術なるものもあり、戦いの対応力は優れていると思われる。 ただしどちらかというとやられ役側に属してしまう。 技数：４＋？ 能力数：２ ゴーストタイプ その他の解説 南の町から北東に行くと東の街 なんという単純な位置関係。これなら北西に行くと西の街とかありそうである。 総ポケ口３００程度 東の街は数万単位らしい。 戻る方法が無かったら・・・ 必ず戻る方法が存在するとは限らない。 よってこういう可能性も考えて行動する必要がある・・・ ただ、出来ればこういうのは考えたくないのもまた事実。