第9話 ファーストコンタクト



極寒の大地を抜けるどころか、近づくことすら許されない。

どうすれば抜けられる・・・? いや。、それ以前に



レイ「あいつらも北へ結局行けなかったんじゃないか・・・?」

ボアズキョイ「・・・それは有り得る、というより・・・
       確実にそうとしか思えないな・・・」

イメム「あんなところ誰も近づけないんじゃ・・・」


ウィンド「じゃあ何処行くんだ?」



ボアズキョイ「・・・西、南、東のどの方角に行くか・・・だが・・・
       地図をさっき買ってきた・・・安かったのでな・・・」


ウィンド「安いのか」




ボアズキョイは地図を広げた。




この街が中心に出ている。


北には極寒の大地。


西には海が広がっているが、どうやら橋がかかっているらしい。


東には険しい山が広がっている。その先に巨大な街が見える。


南には小さな町と、その先には砂漠が広がる。




レイ「どうやら、西が一番手堅そうだな」


ボアズキョイ「・・・東も行けない事は無いだろう・・・」


シトロン「南は厳しそうだよね。」


ウィンド「で、北は封じられたも同然だから・・・」


イメム「・・・西?
    それとも東?」


ヴィエラ「(・・・よく考えると周辺険しすぎじゃないこれ?)」



レイ「俺は西の方が楽でいいんだが・・・」


ボアズキョイ「・・・険しいところは後だな・・・
       仮にこの街を拠点にするとしたら、
       西、東、南、北の順番だろう・・・」


ウィンド「まあ確かに、前は行けなかったけど今は行ける、とかありそうだしな」





さて一方、一足先に北へ向かい見事にダウンして戻ってきたこっちの3体は・・・



アウス「じゃあどうする?」

スズナ「・・・」

ロウ「・・・」



アウス「そうだ、いい事思いついた」

スズナ「いい事・・・?」



アウス「旅は道連れ、世は情け」







さて・・・







ウィンド「じゃ、西に向かって出発進行・・・?」



アウス「ちょっとそこのあんたら」



ウィンド「・・・?
     この前の・・・」


レイ「この前の貴様らの忠告素直に聞いてりゃよかったと反省しているから」


イメム「(忠告?)」




アウス「ちょっと3体じゃ心細いから連れて行ってくれ」


スズナ「(心細いわけじゃないけど・・・一応それに近いか)」




シトロン「いいと思うけど・・・」

レイ「まあ損することは無いだろ」

イメム「ほぼ決定だね」

ボアズキョイ「・・・そうだな・・・」



ヴィエラ「貴方達は元・・・」


ウィンド「そこで聞こうとするなよ。
     お前どれだけ人間に恨みあるんだ」




レイ「じゃあ、計9体で・・・そろそろ」






???「待て・・・」




イメム「?」

シトロン「誰か・・・いる?」




すると、後ろに、黒い布をかぶった・・・謎の・・・





ヴィエラ「・・・!!」




ボアズキョイ「・・・誰だ・・・?」




???「いきなりで悪いが・・・
    消えてもらうぞ・・・?」



ウィンド「何だって!?」


???「奴に会われる前に・・・!!
    貴様等を消す!!」



レイ「奴って・・・!?」


???「それを教える義理は無い・・・!!
    さあ、お別れだ・・・!!」



アウス「タイミング間違えたらしい」

スズナ「もうちょっと待ってればよかった・・・」

ロウ「戦闘に巻き込まれる羽目になったのかよ」







第9話 ファーストコンタクト

初登場キャラクター
今回も無し。


その他の解説
こっちも今回は無し。つまり今回このコーナーいらないんじゃ・・・