第11話 救出計画始動


希望は見えた。

いかにしてここから絶望に堕とされずに行くか。


緻密な計画が必要となった・・・



フォルス「・・・いい案は思いついたか?」

ボルテージ「誰も思いついてないだろまだ・・・」


フリーズ「・・・そういえばさっきからライトとボルトがいないが・・・?」


悪霊「ああ、あいつらなら外でしんみりと話してた」

フリーズ「・・・?
     まあいい。どうせ悪霊ならではの冗談で」

悪霊「本当だっつーの!!」




一方


ウィンド「なあ、何でいきなりこんな事をしたんだ!?
     俺巻き込む必要性はあったのか?」

スピア「・・・いないよりマシ、って言葉知ってるか?
    ま、そんなレベルよりは全然高いだろうしな。
    まあ、圧倒的に有利かと思って」

ウィンド「あっそ・・・」


スピア「それに、俺の弱点突くような奴はお前が吹っ飛ばしてくれるだろ」

ウィンド「タイプ相性的にはな。っていうかお前倒せる奴を俺が倒せるとでも?」











・・・ある場所で



ウイング「うう・・・」


リダクト「もうすぐだ・・・蘇れ・・・我が愛する者よ・・・
     この血が・・・鍵となる!!」



ウイング「・・・なん・・・で・・・」








・・・さて。ライト達は、それから計画を立てるまで5日もかけてしまった。


出来る限り急ぎたかったが、仕方ない。




ライト「で、計画は。
    基本的には、2〜4体で組を作り、
    それらの組がそれぞれ別の場所で情報等の入手。
    半月ごとに基地に戻って報告。」


レジェンド「思いのほか普通だな」

ライト「シンプルイズベスト」

フリーズ「言ってる場合か」




組み合わせ


ライト・ボルテージ・ボルト


レジェンド・フォルス


フリーズ・悪霊


エリアス・ウィンド・スピア




レジェンド「そういえば・・・」

ライト「?」

レジェンド「1体いないような気がするが・・・」



ライト「ああ・・・デッドか。
    そういえば最近見かけない」

フリーズ「そのお前の適当さはリーダーとしていいのか?」

ライト「まあ・・・強いようだし、何があっても大丈夫そうだし」




ボルト「(そういえば・・・)」



ボルトは、そのデッドを見かけていた。





彼は、リダクトの最初の襲撃の辺りまではいたが・・・








デッド「・・・さて」

ボルト「おい、お前、どうしたんだ?」


デッド「ん?いや、何でもない。ちょっとな・・・」




あの後消えた。



ボルト「(まさか・・・?
     いや、そんな訳無いよな・・・無謀すぎる・・・
     そんな無謀な事するのは・・・あいつだけで十分だったのに)」






・・・何はともあれ、探索しなければいけなかった・・・






ライトはその前に、広場で話題になっている、謎の襲撃についても聞いていたが、

それは、他の救助隊に任せておく事にした。同時に2つもできない。


ただしそれが失敗だったと知るのは後々の事である。