第23話 闇からの道


ブレイカー「しけた顔だな、ええ?」



死後の世界。

ならば、こんな事が起きても不思議ではない・・・。


ライト「お前・・・!!生きてたんだな!?」

スピア「・・・とか考えてるのに、
    それは無いだろ・・・死んでるって」


ライト「ま、いっか」



そしてライトはすぐに歩き出した。




ブレイカー「うおおおおおおおおおおい!!
      何でだ!!何で久しぶりに出てきてこの立場になるんだ!!
      酷いな!!酷すぎるなオイ!!」


ライト「だってやられ役だから」

スピア「・・・哀れな奴だ・・・」



ブレイカー「・・・ライト、随分嫌な性格に・・・」


スピア「単にお前がやられ役なだけだろ?
    元祖・キングオブやられ役って感じ」




久しぶりの登場だというのに色々と言われまくるブレイカー。

今、薄ら笑いを浮かべて大変危険な状況である。



ブレイカー「ははははははははははは・・・俺の出番はここまでだ」




ライト「・・・ブレイカー!!」

ブレイカー「!?
      それでも俺を引き止めてくれるのか!?」


ライト「・・・使えそうだから来い!!使えそうだから!!」




ブレイカー「・・・もう何もかも嫌だ」






が


ライト「さー行くぞー」


引っ張られるブレイカー。何処からか取り出された縄で縛られる。


スピア「何処から出したんだ・・・」

ライト「それは言わないお約束」




前まではブレイカーに関して感傷に浸っていたのに

一度会ってしまうとこれなのである。


本当にこいつの存在はライトにとって大きいのか疑問だと感じられる。





そしてここで問題発生。


ライト「で、どうすれば元の世界に戻れるんだ!?」


ブレイカー「そんなのある訳無いだろ」






っていうか 当たり前だ。




そしてライトはまた絶望の淵に沈んだ。半分再起不能。




スピア「・・・浮き沈み激しいな」



そんな時




????「ライト!!」



誰かが来た。それは・・・


ライト「・・・ん?
    ウイング!?」



ウイング。ただし人間の姿で。


とは言え、ライトはそれを見たことがある。



スピア「偶然・・・というにはあまりにも出来すぎているな。
    こりゃ何かありそうだぞ」



ライト「よし!!勢ぞろい!!
    さあ行くぞ!!」






シェイドはどうした?(ぁ


ウイング「シェイドは?」

そしてそれを当然のごとく聞くウイング。



ライト「あー悪霊・・・!!」





そこで、あっさり忘れていたその事の重要性に気づいた。


あの時シェイドが放った能力。












シェイド「じっとしてろって!!
     こうなりゃ・・・!!

     「−−−−−−−−−」!!」








その時何かを聞いた。だが、思い出せない。


でも、聞いた事のある物。




ライト「・・・探すぞ、あいつを」


ウイング「・・・だよね?」




スピア「・・・急に何か変わった・・・」









ところで。



ブレイカー「あれ・・・せっかく再登場したというのに
      途中から何も喋ってないな俺・・・」


死んでもなお止まらない。それがブレイカー。








そして・・・


ライトはまだ知らない。



最後の核心に徐々に迫ってきていることに・・・