それは1年も前ではない日の出来事だった―――




ボルト「元人間。それは確かか?」

ライト「そうだ。そうなんだ。
    そして何故こうなっているのか知らん。」




あの日はこんな先のことまで気にしていなかっただろう。



だが。


「んなのどうでもいいんだよ!!
 さっさとしてくれ・・・!!
 命を捨てる覚悟だってある」



「決まれえええええええええええええええええええええええええええ!!」



「(・・・ありがとう、みんな。)」




いつも希望をもたらした。

彼は光そのものなのだろうか。





ライト。





そして今、長き物語の最後の幕が開く。











最終章 永遠の希望、最後の光






第27話 最後の戦い



リダクト「死んでいない、か・・・
     まあいい、それでも最後に勝つのは・・・」


????「私達・・・」



リダクト「そうだ。愛しき我が妻よ、
     今こそ我らが世界を征服する。
     混沌と恐怖と死と悲しみ、そして絶望の世界へ!!」


????「ええ・・・」










「させるかよ・・・」


リダクト「・・・ん?」




そこには。


レジェンド「まだ死んではいない・・・」




レジェンド。


長らく放置されていたが返ってそれがよかったか、回復したらしい。




リダクト「・・・レジェンド。何をがんばる?
     もう貴様等に勝ち目は無い。大人しく死ね」



????「それとも・・・。

     原形も留められないほどに、
     殺して、殺して、殺して殺して殺して殺して、
     そして殺して・・・また殺して・・・
     殺して殺して殺して殺して殺して・・・
     殺してあげましょうか・・・?」





レジェンド「相変わらず殺す殺すうるせぇ奴だ・・・フェザー」







フェザー(ピジョット)「・・・悪い?」



レジェンド「ったく、頭に来るぜお前ら・・・」




リダクト「ならば・・・早めに潰してやろう。」





リダクトは、体を覆っていた布のような物を取り払い、

そして奴の姿が明らかになった・・・!!





レジェンド「・・・本気かよ。全く・・・」




リダクト(ネイティオ)「ククク・・・」


























リダクト、フェザー、共に空へ高く飛んだ!!



レジェンド「!!」




そして・・・目に見えない速度で突っ込んできた!!








リダクト「死ね、レジェンド!!」










ボルト「させるか!!かみなり!!」

フリーズ「ふぶき!!」

フォルス「ドラゴンダイブ!!」

エリアス「サイコキネシス!!」

ウィンド「ギガインパクト!!」





レジェンド「お前ら!?」




リダクト「・・・惜しいところで邪魔が入ったな」




即座に攻撃態勢を解き、リダクトは回避した。



レジェンド「馬鹿か!!
      こいつらとまともにやり合ったら・・・!!」


ボルト「死ぬ覚悟で来てるから大丈夫だ!!」

フリーズ「むしろ俺はこれが命の意味だと感じるがな・・・」

フォルス「敵討ちだ・・・!!ぶっ潰してやる!!」

エリアス「・・・止めなきゃ!!」

ウィンド「・・・修羅場に入れば誰でも頑張るって。俺でも」




レジェンド「・・・!!」








ボルテージ「こっちも忘れんなよ!?かえんほうしゃ!!」

ヤイバ「れんぞくぎり・・・!!」



フェザー「ッ!?」






フェザーは不意を突かれ、攻撃に直撃した!!






レジェンド「・・・お前等まで!?
      ほんっとうに馬鹿ばっかだな・・・」



ボルテージ「俺は馬鹿だから、これぐらいしかできねぇんだよ!!」

ヤイバ「・・・叩き潰すか。」




ボルト「ヤイバ!!復活したか!!」

ヤイバ「ああ。前はすまなかった」

フリーズ「謝る暇があったら、次の体制を整えろ」






リダクト「・・・だが不意を突こうがこれで全てが崩れ去る!!
     「ディファレンスディメンジョン」!!」




ボルト「これは!!」



そう。前、現れた時にも使ってきた。


あの時、ウイングがリダクトをすり抜けた。そうなると・・・?




レジェンド「ディファレンス・・・違う、
      ディメンジョン・・・次元。
      よく分からない能力だが・・・」


ボルト「攻撃が当たらないはずだ・・・!!」





リダクト「ほう、前の1回だけで分かったようだな?」




フリーズ「これじゃあ手が出せないな・・・
     それに、多分・・・相手の攻撃は当たる」



リダクト「よく分かったな・・・。」




ウィンド「じゃあ、勝てないのかよ!!」

フォルス「・・・能力を破ればいいんだろう?」

ボルト「・・・?
    まあそういう事だろうが・・・」


フォルス「・・・ライトがいれば・・・!!」







ライト「呼んだか!?」





フォルス「!?」

フリーズ「あ!?」

ウィンド「何だ!?」

エリアス「!!」


ボルト「ライト!?生きてたのか!?」




それに続き、


スピア「俺も忘れんなよ!?さて、逆襲の時間だぜ!!」

ウイング「絶対に・・・倒すから!!」



ヤイバ「ウイング!!」

ウィンド「スピア、生きてた!?」


スピア「俺が簡単に死ぬか!!」




リダクト「ふん、つまり全員生存か。だが、それでも・・・」







ボルテージ「・・・おい、悪霊がいねぇ・・・」


ボルト「え!?」

ヤイバ「何だと!?」



ライト「・・・悪霊・・・シェイドなら、マジで死んだ」





フリーズ「何だと・・・!?」

エリアス「え・・・」

ウィンド「ピンポイントで・・・」







フォルス「・・・ふっ・・・」


フリーズ「・・・?」


フォルス「どっちにしろ敵討ちじゃないか・・・
     もう情け容赦いらねぇ・・・ライト。やるぜ」




ライト「・・・こいつ、今、能力使ってるのか?」

フォルス「ああ。とびきり面倒な奴をな」





ライト「・・・そうか。
    「ファイナリティ・カノン」!!」


ボルト「ライト!?いきなり・・・!!」






フォルス「「インフィニティ・カノン」」





全員「!!!!」






ライトのファイナリティ・カノン・・・

そしてそれと似たエネルギーを持つ攻撃が放たれた!!


インフィニティ・カノン・・・!!







リダクト「ふん、この能力の前にそんなもの・・・!!」






ライト・フォルス「能力よ消え去れ!!「ツインエンド・カノン」!!」







フェザー「能力消去!?」

リダクト「何!!
     能力消去系能力・・・!!
     使える者は本当に極稀しかいないという・・・!!」










活路は、開いた。