第24話 世界の崩壊開始1 あふれ出した力と失われし空


一点に集まった力はあふれ出していた!!


この頃、様々な所で災害が発生した!!



大地震!!

大津波!!

天変地異!!

あたり一面に雷が降り注ぎ、火山は噴火し、大地は氷で覆われる!!



一点に集中してしまったエネルギーは災害を巻き起こす!!





そしてそれは・・・!!









・・・スピアの攻撃(・・・能力?)により倒れていたライト達にも次々と・・・



何が何か分かる事も無く、全員はこんな所から・・・強制送還された。








強制送還された所で、意味も無いのも事実なのだが



ライト「う・・・」



救助基地・・・


最早半壊していた。


ライト「な、何だこれ!?何が起こったんだ!?」


ライトはとりあえず外に出た。そしてその光景とは・・・





無残すぎた。




全ての木は根こそぎ倒れ、川などの水は完全に蒸発し、無くなっていた。


その上、地割れの跡が幾つか見られる。




広場


スピア「畜生!!」


何と、既に伝説のポケモンもこれに巻き込まれ、強制送還・・・


しかし、もう遅い。今頃離れた所で何も変わらない。




ランス「・・・どうすれば?」



何とかスピアとランスは耐えていた。


だが、他は全員強制送還された。




この場にいた全員が。



そして、その時スピアが信じられないものを見た。




遠くにある、炎の山が・・・



火を噴いた。

この世界にだって火山は幾つかあるが。


これが最も大きい火山だった。それが噴火した。



スピア「あの山に、噴火と言う物があるなんて・・・
    あの山は、常に火口からマグマがあふれ出ている。
    それが、より強く放出された・・・」


ランス「このままじゃ、ここまでマグマが!!」






救助隊協会?


ウィンド「死ぬ!!これじゃ間違いなく死ぬ!!」

フェンス「まさかこんな事態に発展するとは・・・」

ウィンド「やっぱクレランスにも緊急連絡しろよ!!」

エアー「・・・そうだな。ここまで行くとせざるを得ないか・・・
    まぁ、あいつらが出る以上は、すぐに終わるだろう。」


フェンス「あの能力でな。」

エアー「そう。
    時を操る、あの能力で・・・

    あ、そうだ。おい、ウィンド。
    むしろお前があそこまで行って連絡して来い。」


ウィンド「嫌に決まってるだろ。たどり着かないから。」

エアー「お前も、能力をフル稼働したらどうだ・・・?そろそろ。」

ウィンド「無理だって。アレはこういうのには向かないんだって・・・」


フェンス「炎の山を止める位出来るだろ?」

ウィンド「んな無茶な。」






フェンス「しょうがない。緊急連絡出すぞ・・・」





広場



ランス「噴火した時のガスで空が覆われた・・・
    こんな事があるのか!?」



最早青い空は全く見えない。

上には、黒い煙が充満しているだけ・・・それも止まり無く。



スピア「ストーンとかが早く戻ってきてくれりゃあな。」

ランス「強制送還されたんだし、そんな早くは・・・」




ストーン・カッター「到着!!」


ランス「早い!!」



スピア「リミテッドは?」


ストーン「あ・・・その事だが、あいつは何か違う所行った」


ランス「は?」

カッター「・・・単身、炎の山へ」


スピア「なっ!?自殺行為だぞそれ!!
    早く連れ戻さないと・・・」




既に、災害が発生し始めてからは数時間が経過した。


徐々に被害は増えている。






広場のちょっと西


ライト「どうしてこんな事に・・・
    俺のせいでこうなったのか!?」






そこに


ウィンド「そ、そ・・・ううう・・・だ・・・。」


傷だらけでウィンド登場。(ぇ


ライト「(ビクッ)な、何だお前!!
    ていうか他の奴と一緒じゃないのか?」

ウィンド「だってさぁ、もう悲惨な役が板についちまって(つきたくないなオイ)
     俺だけって言う状況も慣れっこなもんで・・・」


ライト「(立場再弱かお前・・・)
    ・・・どうすればいい?」


ウィンド「何が。」


ライト「これを止める方法」

ウィンド「・・・自分で考えろよそんな事。」

ライト「分かんないから聞いてるんだよ!!」

ウィンド「・・・俺は教えるつもりは無いし・・・(知らないし・・・)
     第一これは元はと言えばお前の責任だ。」


広場


ストーン「このままじゃこの世界は・・・ぶっ壊れるぞ?」

カッター「だがどうすればいいのか・・・」




・・・その頃、他の救助隊も何とか強制送還の時から立ち直っていた。



現在、災害発生後 5時間後・・・





そして更に2時間後。



その時既に広場には・・・




また、全員が集まっていた。







ライト(ともう1体いないのがいる)を除き・・・





ライトは何処にいたか。


それは・・・





炎の山



ライト「炎の山・・・の火口に水をぶち込んで・・・
    止めるしかない・・・!!」








ウィンド「(やっぱ何かでっち上げでも言っといた方がよかったか?
      こんな無茶苦茶な方法思い込むなんて・・・)」



ライト「おい!!」

ウィンド「は!?まさか俺も何かするのか!?」


ライト「炎を止めてくれ」


ウィンド「(炎タイプが炎に強い奴だけだと思ったら大間違いだぜ・・・)
     何で俺が!?」


ライト「手近な所にあったから!!」



既に物扱い。


ウィンド「・・・ああもう!!分かったよ!!
     じゃあまずは山の上に上ったほうがううだろ!?」


ライト「来いよ?来なかったら火口に落とすからな」



既に言いなり状態。やめてくれ


そしてライトとかなり哀れな奴(ぇ)は炎の山を登っていこうとした。



その頃近くに通りかかったのがいた・・・




ボルト「あ、あれは・・・リバイブのウィンド!?
    何故こんな所に・・・?ま、まさか・・・
    奴等がこんな事を!?」




勘違い。だが、勘違いというのはかなりやばい物だ。



ヤイバ「なら、奴等を倒すという事か!?」

ブレイカー「確かにあいつらはどうも怪しかったしな」

ウイング「・・・行くの?」

ボルト「絶対あいつらだ・・・」





ボルテージ「真実を間違えた者は全てを間違える」

ボルト「何だ?」

ボルテージ「いや、独り言だが・・・」




全てを間違えたものは



世界を崩壊へと招く