第25話 世界の崩壊開始2 青く染まりし蒼き大地 炎の山 山頂 ライト「ついた・・・」 ライトは逃亡を図るウィンドを引きずってここまで来た。役に立たないものをわざわざ・・・ウィンド「じゃ、じゃあかえr」 ライト「待てやコラ。」 キャラが変わってきているような・・・(ぇ ライト「そういえば、お前って能力あるのか?」 ウィンド「ん・・・い、一応。」 ライト「どういう能力だ?」 ウィンド「・・・正直な話使っても・・・」 ライト「早く。」 ウィンドはますます哀れな役が板についた!!(ぁ ウィンド「しょうがねぇ・・・やらなきゃ遣られるような気がしてきたし・・・ 集中して・・・集中・・・集中・・・」 集中し始めた。その時ライトは何かの気配に気づいた。 ライト「ん!?」 ウィンド「(集中)」 ライト「嫌な予感が・・・!! これは」 ボルト「お前か・・・この一連の事を・・・やったのは!!」 そこには・・・!! 奴等が。 ライト「なっ・・・!!お前ら、何故ここに!? そして・・・俺はやっていない!!」 ヤイバ「しらばっくれたってそうはいかねぇ・・・」 ブレイカー「全く、やつあたりとは・・・」 その時!! ウィンド「能力・・・発動!!」 ライト「!?」 なんとその時・・・近くを流れていたマグマが・・・ 水に変わった。 ライト「な、何だ!?」 ボルト「くっ・・・これもお前の差し金か!?」 ライト「(やらせたために反論できず)」 ボルト「・・・ここで、消えろ!!」 ライト「くっ・・・!!やるしかないのか・・・ ・・・ハイドロポンプ!!」 しかしすぐに異変に気づいた。 ライトはハイドロポンプを撃ったが。 それが、途中で水が・・・炎に変わった!! 全員「な、何だこれは!?」 ウィンド「水と炎を変える能力。マグマも炎に含んでるけど。 まぁ・・・地味だし、使いどころがあまり無いから普段は使わないけど。」 ライト「何だそれ。」 ボルト「転換系能力!?」 転換系能力とは? 補助系能力の1つで、物を他の物に変える能力である。 使いどころが少ないが、場合によってはかなりの脅威になったりする。 ヤイバ「と言うわけだ。」 ウイング「そうなんだ・・・」 ボルテージ「お前ら何やってんだ? まさか今までの解説は全部ヤイバか?」 ボルト「(マジで?ヤイバが?) ・・・ライト。お前は一体どれだけ世界に迷惑かければ気が済むんだ?」 ライト「世界に!? 俺はやってないっつってんだろが!!」 ボルト「しらばっくれたって意味は無い・・・ お前がやったに違いないからな!!」 その時かなり大変な事が起きた ウィンドの能力が・・・!! ウィンド「ぐっ・・・!!」 ライト「ん!?」 ウィンド「まずい・・・能力を抑えきれない・・・!!」 ライト「は!?」 ボルト「能力の暴走か!! 厄介な・・・!!」 ライト「能力の暴走!?」 ボルト「知らないのか?これだから困る・・・ 能力の暴走ってのは、能力を持つ者がその能力を発動させた時 コントロールできずに、能力が暴走しちまうんだ・・・ そして、暴走した者は!!」 ・・・高い確率で命を落とす ライト「な、なんだって・・・!?」 ボルト「通常、能力と言うのは諸刃の剣・・・ 発動までに時間がかかり、 自身の体力も削る。更に・・・ このような、暴走は、高い確率で起きる!!」 その頃、広場 フェンス「ここが広場か。」 協会の2匹が広場に来ていた。 エアー「ん? 炎の山からマグマじゃなくて水が噴出している!!」 フェンス「何だと!? あの馬鹿・・・暴走したか!!」 エアー「能力フル稼働しちゃ駄目だったな。」 スピア「水が山から・・・!!」 ランス「ウィンドだ・・・あの能力は。転換系能力を使える奴はあいつしか知らない」 炎の山 山頂 ライト「くそっ!!止まれ!!止まれっての!!」 ウィンド「止まれたら苦労しないっつーの!!」 ボルト「丁度いい・・・こうなったら。 お前を暴走しているそいつと共に叩き潰してやる!!」 ライト「本気かよ・・・!!」 ウィンド「止まらない・・・全然・・・」 広場 ランス「炎の山へ、向かわないと・・・!!」 スピア「このままじゃ今度は大洪水だ・・・」 ランス「・・・水がマグマに戻る前に行かないと。」 ストーン「能力を暴走させたものが消えると影響は」 カッター「・・・残らない。 あいつは能力自体は結構強いがまるでコントロールできてない!!」 ストーン「やめろっつってたのに・・・前から。」 カッター「一生上達しない!!」 炎の山 山頂 ライト「負ける・・・ここまでボルトが強いなんて・・・」 ボルト「・・・思い知ったか。 俺が本気を出せばお前なんて!!」 ライトには打つ手が無い。 水と炎が転換されている・・・ それを何とか使えないかと思ったが、何も思いつかない。 ボルト「とどめだ・・・!!ライト!! スパーク!!」 ライト「駄目だ・・・もう・・・」 ライトにボルトの放ったスパークが直撃した・・・ 炎の山の異常事態。 元はといえばライトがやったのだろうか。 ライトが能力をつかわせたが為に。これは起きたのか。 何も逃れる事は出来ないのだ。 責任は。 ランス「オラァ!!」 その時ランスが現れた!! ボルト「!?」 ランスは何かを投げた!! ・・・麻酔。実はランスは麻酔を持っていた。 人間の頃の名残か。 ウィンド「ん・・・?」 ウィンドは麻酔に当たり、そのまま寝た。 実は。 暴走は無理やり押さえ込めるのだ。 よほどの物で無ければ。 ランス「よし!!間に合った!!」 ボルト「お前らは!?」 スピア「・・・マジか。お前らがいたか。 邪魔だな・・・ちょっと。」 ブレイカー「んだと・・・?それはこっちのセリフだ。」 ストーン「ついてないな・・・」 ヤイバ「何をする気だ・・・?」 カッター「面倒な。」 ウイング「え・・・?」 ライト「・・・?」 なんとかライトは意識は保てていた。だが。 意識を保っていなかった方が幸せだったかもしれなかった。なにしろ。 ランス「全く・・・なんでこんな事になったんだ?」 ウィンド「(麻酔で寝てる)」 スピア「GET UP。」 ウィンド「ん?朝か?」(馬鹿 ストーン「何があった?」 ウィンド「ん・・・覚えてないような。」 カッター「無理やり思い出せ。無理やり。」 ウィンド「・・・ライトが、俺に能力使えって行ってきて・・・ で、使って・・・で、寝て・・・で、夢を見て・・・ 川が見えて・・・なんか船があって・・・」 ストーン「おい!!それ三途の川じゃねぇか!! あの世寸前じゃねぇか!!おい!!」 ウィンド「いや、あと少しで船に乗って」 ストーン「戻って来い!!気は確かか!!生きてるか!! 返事をしろ!!おい!!おいおい!!!!」 カッター「しばらくはあの世から意識が戻ってこなさそうだなオイ。 中間端折られてたしな。 しかし・・・まさか。 ライトが使わせた?」 ランス「あいつはこいつの能力については何も知らなかっただろ。 ・・・興味本心か?」 スピア「やっぱり、あいつは・・・ ここで消すか?」 カッター「そうだな。あいつは自分では意識せずとも災いを引き起こしている。 ・・・倒すしか無いな」 動けない。動かない。 周りはほぼ全て敵だ。(ウィンドは敵中戦力外) 全て敵だろう。しかし体が動かない。 ライト「(何で俺は・・・いつも・・・)」 「お前が不幸を起こした・・・」 「お前がいなければよかったんだ。」 「災いを呼ぶもの・・・」 「消えろ・・・」立ち直る事は今度は流石に不可能だぜ・・・仲間はもういないよ。