第29話 時を操る者 世界は。炎の山の異変を始めに。 どんどん異変が起きているらしい。 前、星の衝突が止まった時依頼、各救助隊の救助活動は少なくなっていった。 しかし今。星の衝突寸前の時より依頼は格段に増加している。 掲示板にはいつも50か60は依頼が張り出されていた。 多い日には100を超えた。 ほぼ全ての救助隊が活動するも、1つ解決してはまたそこで何かが起きるというような、 悪循環が出来上がってしまっていた。 この世に生きるほぼ全てのポケモンが依頼を出しているのかもしれない。 広場 フォイア「おい・・・そっちはどうだ・・・?」 エコロ「私たちはもう今日7件目・・・」 フォイア「そうか・・・俺達も既に8件目だ。」 ピカマル「こっちは10件突破した・・・」 ミズピン「こっちも・・・ メンバー総出でやってるけど、 それでも少しも依頼が減らない。 今日だけで計50は突破したけれど・・・」 ラウンド「・・・」 マモル「やはり何処も・・・ 僕達ももう6件やったよ・・・」 ラウンド「僕達も8件・・・」 フォイア「ん?お前ってそんな喋り方だったか?」 ラウンド「え?元々こうですが」 フォイア「オイ。」 何処の救助隊も活動数が倍化どころか最低でも約5倍増となっていた。 多い所では20倍増だとか・・・ たった1日で数百件もの依頼がこなされる・・・ しかし依頼はそれでも劇的に増えていく・・・ この状況には流石に耐えかねた。 ピカマル「あああああ!! もうこんなチマチマやってるより 元を断った方がいいんじゃないか!?」 マモル「賛成です。 このままじゃ救助隊がいくらあっても活動が追いつかずに被害が・・・」 元を断つ。といっても 何が元か全く分からない。 フォイア「元って何だよ。」 ピカマル・マモル「(必死に考える)」 フォイア「考えてから言えよ。」 エコロ「そういえば、」 ミズピン「?」 エコロ「クレランスのリーダーの能力が確か・・・」 ミズピン「そういえば「時を操る」とか・・・ん?待てよ? それって過去を見たり出来ないのか?」 ピカマル「あ、それ言おうとしてた!!」 フォイア「本当かよ・・・ まぁ、会って見る価値はあるな。」 が、大問題発生。 この6匹でそこへ向かったのだが ミズピン「ここは何処だ?」 ラウンド「迷いましたね・・・」 マモル「あ、大丈夫です!! 道覚えておきましたから」 が マモル「あ、あれ!?地形が変わってる!?」 異変の影響により地形が変化していた。 ピカマル「ま、まさか・・・」 エコロ「帰ることも出来ない?」 二次災害は全国で発生。 救助に向かった救助隊が救助依頼を出す事もあった。 更にそれを救助しに行った救助隊も・・・ 完全なる悪循環。 フォイア「諦めればどうにかなるか?」 ピカマル「うんよく誰も何ももって無いし」 マモル「っていうかそれが問題だったんじゃないですか!?」 その頃広場では タイム「何で誰もいないんだ!?」 すれ違っていた(ぇ タイム「・・・さて、原因と元とは違うしな・・・調べるには・・・ 時を操って・・・」 そこに ピカマル「やっと戻ってこれた・・・」 ミズピン「もうボロボロだ・・・」 タイム「な、何だお前ら!?」 エコロ「何で・・・ここに・・・」 もう、冷静な判断力も誰も持っていないぐらいかもしれない。 実は6匹それぞれの救助隊のメンバーもほとんどが行方不明になっていた。 壮絶な状況。冷静になどなっていられない。 「救助隊協会からの連絡 今まともに活動できるのは、 サンダーズ、ルーアルマ、グリーンズ、キズナ、ファサンズ、スターズ、クレランス、 ブイズ、ホークアイの9つだけで、他の救助隊はほぼ壊滅状態である。」 これでもまだマシなほうである。 ところで・・・この連絡には リバイブが入っていなかった。