第32話 双槍追撃


ランスとスピアが失踪した。


理由なんて無いはずなのに・・・




ランス「何処だ・・・!!」

スピア「アレは・・・何処だ!!」




いや、実は理由はあった。

スピアがある事に感づいた。






それは、元リバースのヤイバが去年考え付いた物だった。



ライカイズとまた戦い、今度は完全に気がついた。




仮面!!


スピア「ライカイズには絶対勝てない!!
    なら、どうする?
    ならば先にライカイズが襲ってくる・・・

    理由をぶっ叩けばいいだけだ!!」



ランス「でも、その理由は・・・」

スピア「仮面だ、仮面・・・アレに違いない。
    あの仮面がおそらく操作+力の上昇をしているんだろう」


ランス「で、でもそれをどうするって・・・」


スピア「簡単だ。

    それをもう1度操作して記憶を元に戻してしまえばいいだけだ!!
    仮面を取るのは敵の強さからして効率的じゃない
    だから、どうにかしてそこを見つけるんだ・・・」





その頃。



ストーン「何処へ行ったんだ・・・?」

カッター「ここは・・・何とか追跡するしか」

リミテッド「見えてないのにどうやって追跡するの?」



3匹「う〜ん・・・」


ストーン「ウィンドいればなぁ」

カッター「あいつなら発見は出来るもんな。
     戦闘能力は6匹中最低だが」

リミテッド「自動マーキング・・・とか言ってたよね」

カッター「ああ。
     何処でそんな技術を身に付けてきたか知らないが、
     それがあれば発見できるらしいしな」



その頃ウィンドは一体どうなっているかというと


炎の山 火口内部


ウィンド「(半死)」

ピンチ。(ぇ





で

リミテッド「こんなことしててもしょうがないから、
      とにかく手当たり次第探そう!!
      2匹とも飛べるから上空からの探索で。
      あ、僕はやs」


ストーン「休むな。」



で、ストーンとカッターは上空から探すが・・・



なんとすぐに見つかった。しかし





ランス「・・・この中?」

スピア「・・・ああ。この洞窟から感じる・・・
    悪しき、負の力を」


スピアの・・・探知能力?




ストーン「あそこだ・・・カッター、リミテッドに伝えて来い!!」

カッター「わ、分かった。」




ランスとスピアは何処かの洞窟へ入っていった・・・

ストーンは後を追いかけた。




その時に・・・


ブイズ、ホークアイを潰そうとしていたライカイズは・・・



ライカイズの5匹「・・・!!」


なんといきなり何処かへ去っていった。




ブイ「あ、あれ?」




リュウエン「腰抜けか。」







腰抜けではなかった。


ライカイズは・・・

侵入者を感じ取った。



仮面の力により。





そして、侵入者とは・・・



カルロス「奴等、今度は生かしておけねぇな・・・」









ランス「広い・・・洞窟だな・・・」

スピア「油断するなよ?」



ストーン「あの2匹、何感じたんだか・・・」







カルロス「・・・しつこい奴等だ・・・リバイブ。」




そしてその洞窟の奥でも何者かが・・・






???「しつこい奴等だな・・・」

???「それはそうだ。何たって、リバイブだからな・・・
    それに・・・スピア・・・奴は・・・」

????「早めに潰さないとね。」

?????「その通りだ・・・
      あの5匹は早めに潰さないとな・・・
      元人間の、あの5匹を」

???「ウィンドとか言う奴も元人間じゃなかったか?」

?????「あいつか・・・?
      あいつは後回しだ。」

???「何でだよ。」

?????「奴の能力を知っているか?」

????「噂では転換系能力らしいけど」

?????「違う、もう1つだ」

???「もう1つだって・・・?」


?????「もう1つの能力は・・・
      「完全停止系能力」らしいからな。
      他の奴等の方がまだ真っ向から行っても勝てる」

???「奴は、不意打ちでもして倒すか?」

?????「ああ・・・奴は基本的な強さは超絶的に下だ。
      不意打ちで即死だろう」


???「・・・じゃあ早くするぞ?」

?????「ああ・・・」


????「せかすな!!」


???・?????「は?」


????「慎重に行こうぜ・・・
     ラインも・・・エクレールも、熱くなりすぎだ」





黒幕は・・・まさか・・・?








※完全停止系能力とは?

相当長い間集中しなければいけないが、一度発動すると、

ほぼ完全に対象の動きをとめることが出来る。




まぁウィンドは弱いから多分使う間もない(ぇ