第38話 ピカマル独立


不穏な空気・・・

流れる不協和音・・・


決裂の予感がした・・・その日。





広場の遥か北、そしてその遥か東


フォイア「ここだ!!」


遂に見つけた・・・

仲間が捕まっている場所!!


いや他の奴等かも知れんけど(ぁ




で、中には





フォイア「誰がいるか分からんけれど
     とにかく助け・・・」





そこにいたのは



バロウ「(捕まってる上気絶してる)」


ブルーメ「(捕まってる)
     フォイア!?」




フォイア「・・・」


救助隊ルーアルマの面々が(しかし2匹のみ)捕まっていた


ミズピン「たった2匹・・・どれだけ分散されているって言うんだ!?」

ピカマル「それ以前にこの状況を知りたい。」




バロウが何故か(と言っても何か分かる気がする)気絶している。


ブルーメ「あ、とてつもなくうるさかったから1回黙らせたの」



とてつもなく・・・(ぁ





とりあえずその話題は置いておく事にした3匹。(ぇ




ミズピン「でも他は分からない・・・
     この調子だと後10以上あるぞ?」


フォイア「だんだん訳が分からなくなってきたな。」

ミズピン「とりあえず1回戻るか・・・」



ピカマル「待てよ。」

フォイア「?」

ピカマル「今助けを求めている奴がたくさんいるって言うのに、
     いちいち戻っていられるか!!」


ミズピン「まぁそうだが・・・
     場所が分からないのにどうしろと!?」

ピカマル「誰も分からないだろ!!
     なら適当にだろうが1秒でも早く探し出した方がいいじゃないか!!
     俺は戻らずに他を探すからな!!!!」


フォイア「・・・熱くなり過ぎだろ。」




ピカマル「こんな非常事態に冷めてる方がありえねぇよ!!
     とにかく探し出す!!!!」




ピカマル何処かへ走ってゆく!!




フォイア「・・・間違ってるわけじゃないけど・・・」

ミズピン「ああ。問題はこの事に対する事じゃないだろう」

フォイア「え?」



ミズピン「ああいう、強がってる奴は大抵過去に何かある。
     強がっている奴はそれを忘れようと強がり、
     そして何かをしようとする。忘れるために」


フォイア「・・・あいつも例外では無いって事か?」


ミズピン「そしてそれはいつか大問題を起こす。
     ライトのようにな」






ミズピンの読みは全て当たる事となる。



ライトの時より遥かに大きい悲劇を起こす・・・大問題が。








何故過去を簡単に忘れられない?

何故過去に縛られなくてはいけない?



誰だって嫌な過去は忘れたい。

だが、そういう記憶に限って忘れられない。



最低最悪の記憶は一生纏わりついて来るのだ・・・