第41話 重く、そして重い過去 Bルートでの記憶喪失は(ショック療法で)直しました ・・・あれから2日後。 ライト「見つからないな・・・ というか何も見つからないな」 ボルト「どうやら、何も無さそうな所にあるらしいからな」 ライト「そういえば、お前の過去t・・・ いや、何でもない」 ボルト「聞きたそうだな・・・」 ライト「ああ・・・い、いや、 べ、別に・・・」 ボルト「矛盾しまくりだなお前の言動は。 今ならかなり落ち着いてるから・・・話せる・・・」 それは・・・ 今より遥か前 人間の世界ではある戦争が起きた ボルトはその頃人間だったのだが ボルトのいたその国は2つの国に同時に攻め込まれていた ボルト「そんな・・・こんな事になるなんて」 ?????「ボルト、もう修羅場だ。 逃げるか、戦うかのどっちかしかねぇ」 ボルト「・・・逃げたい・・・」 ?????「・・・ま、そうだろな。 みんなお前を逃がすために戦っているのだから・・・ ・・・俺が奴等をひきつける」 ボルト「え!?」 ?????「だから早く・・・逃げやがれ!!」 ボルト「・・・そんな!!」 ?????「いいから、早くしろ!!死にたいのか!?」 その国は跡形も無くなった。 この戦争は、土地や権力、あらゆる力を巡る戦いだった。 王族を滅ぼし、国を無理やり統合する・・・ 人間の世界ではそんな事がその頃頻繁だった。 ライト「・・・?」 ボルト「で、そこからだ・・・」 国は滅んだ。 どうしようもなく無力だった。 どうしようもなく弱かったのだ。 全てが・・・。 ボルトは彷徨った。 様々な国を彷徨った。 そして彼は見た。 戦争の無残さを・・・ そして悲惨さを・・・ 破滅への道のりを・・・。 ボルトは狙われていた。 あらゆる国に。 そう、ボルトは・・・ その国の唯一の王族の生き残りだったのだ ライト「え!?王族だって!?」 ボルト「そう、俺はその国の唯一の生き残りであり唯一の王位継承者だった」 しかし戦争で全て狂った・・・そして。絶望に暮れていた、その頃 ?????「ボルト・・・生きてたか」 ボルト「ああ・・・何とか・・・」 ?????「・・・もう人間の世界は嫌になったんじゃないか?」 ボルト「まぁ、そうだな・・・争いなんて・・・」 ?????「・・・なら、人間である事を捨てるか」 ボルト「え?」 ?????「お前をこの世界自体から逃がす事にした・・・ちょっと来い」 ボルト「俺はその頃ただ1人心を開ける「そいつ」に連れられ・・・ この世界に来ていたんだ」 ライト「・・・戦争」 ボルト「・・・そして、そいつの名は・・・」 そして衝撃は走った。 信じられない名前が出てきた。 まさか、奴が・・・ ボルト「ストリーム・・・」 ストリーム・・・? ライト「・・・ストリームって・・・待てよ・・・ あいつがそんな!?」 ボルト「多分アレとは別人・・・だと信じたい・・・」 単に名前が同じだけか・・・? それとも・・・? その頃、何処かで ブレイカー「他の5匹に比べ俺の扱いが酷すぎる!!誰か!!早く!!」 ???「・・・」 ブレイカー「うおっ!?だ、誰だ!?いきなり後ろに現れやがって!!」 ???「その顔で・・・」 ブレイカー「関係ないだろ!! っていうか本当にお前誰だよ!!」 続く・・・