第46話 暗闇の日




ライトは全く動かなくなったラインをずっと見ていた・・・数日間・・・



ライト「・・・どうしてだよ・・・」


答えは来ない。答えは自分で探すしかないらしい・・・





色々と心の整理をつけている最中だ・・・まだもう少しだけ時間が欲しかった








その近くに居たボルトは、かなりの罪悪感を持っていた。

何しろ、こうなったのはボルトがやった事なのだから。




ボルト「ライト・・・」


数日間全く声を掛けなかったが、今掛けた。


ライト「・・・?」

ボルト「す、すまない・・・
    もう少し、加減していればここまでの事は・・・」



ライト「・・・いや、
    勝手に喧嘩売ってきたこいつが悪いんだ・・・
    お前のせいなんかじゃないさ・・・」




でもライトは心の中では責任を誰かに負わせたかった気持ちもあった。

だが、そんな事はしない。絶対駄目だ。





自分のせいである可能性もあるのだから。






ライト「なあ・・・」

ボルト「・・・?」

ライト「今やらなくちゃいけないことって何なんだ・・・?
    一体何のせいでこうなってるのかも分からないし、
    失踪に関してもほとんど分からないし・・・」




ボルト「それは・・・
    
    今は、誰か、誰でもいいからとにかく助けたらいいと思う・・・」

ライト「やっぱり、それが本質か・・・そうだよな。」





心の暗闇はあまり晴れていないが、仕方ない。

何もやらないより何かやった方が絶対にいい。

そう思った・・・。









そしてまたもう一度だけ始まりが来る。