第４９話　運命の果てに


ライト「１時間ほど経ったな・・・」

ボルト「そろそろ何かしないと・・・これ以上待っては」






フリーズ「おい、あれか？」

レジェンド「ああ。」



ライト「！？」

ボルト「本当に何か連れてきたぞ・・・！！」



レジェンド「すまなかったな、わざわざ待たせてしまってな。
　　　　　　だが、これで数倍の速度で探せるぞ・・・」



ライト「えっと・・・誰？」




フリーズ「俺はフリーズ。己の生きる道を探して彷徨っている。」

シェイド「で、この俺がシェイド。ただのおまけ・・・
　　　　　って名に言わせとんじゃこんちくしょうがあああああああああ！！」（自爆



ライト「（うるせぇこいつ・・・）」





？？？？「・・・俺の名はフォルス。」


ライト「ん？何か聞いたことあるような・・・？
　　　　まぁいっか・・・」





フォルス（ガブリアス）「聞いたことがある？そりゃそうだ。」

ライト「はぁ？」



フォルス「あの大惨事からかなりの時が経ち、
　　　　　生存者を俺は探していた。その生存者はほとんどいなかったが・・・
　　　　　遂に見つけた。生存者を。それがお前・・・」


ライト「・・・？何の生存者・・・？」



フォルス「あの時、街は破壊された。
　　　　　何者かの手によってな。そう、何かの組織に。」







ライトはそれが何の事件かが分かった。




この一連の物語の発端、あの組織の襲撃だ。

そう、グライダー（ナイトメア）が街に攻め、街は滅び、ライトとエリアスが連れ去られたあの事件







ライト「ま、まさかお前・・・！！」





ライトは何となく思い出した。


フォルス「お前の住んでいた所のすぐそばに住んでいた。」

ライト「フォルス・・・！！」




そう。フォルスはまさにあの街に住んでいた。しかも・・・


ボルト「・・・？」

ライト「こいつ、昔の俺の唯一の親友だ」


ボルト「え！？」



何と、襲撃前の時点で唯一の親友・・・それがフォルスなのだ。










フォルス「思い出してくれたか。」

ライト「あ、ああ・・・でも、まさか、お前・・・」




フォルス「まだ死ぬわけにはいかないと思った。そしたら姿は変わってたが生きてた。
　　　　　ただそれだけの事だ。特に意味なんて無いさ。お前に会う事以外」













襲撃時の記憶はもう戻っていた。だが細かい事は思い出せていなかった。

でも、少し思い出した・・・






そんな所に。






？？？？「・・・やっと見つけたぜ、ライト！！」



ライト「・・・誰だ！？せっかく感傷に浸っている時に」



声の先にいたのは・・・



何と、アンバーだった。

ライト「お前かよ！！」

アンバー「悪いかよ。」

ライト「敵が来るならもう少しインパクトのある奴をやって欲しいもんだ」



アンバー「（キレた）
　　　　　うっせぇこの野郎！！ストーンエッジ！！」




ライトの真下に鋭くとがった岩がいきなり出てきた！！


ライト「って・・・うわっ！？」

ボルト「・・・！！
　　　　見たこと無い技だ・・・何だこれ！？」



そこでボルトは考えた。よく考えた。






レジェンド、フリーズ、シェイド、フォルス・・・

全員見たこと無いポケモンだった。



よく考えれば、何か・・・新しい時代の始まりをも連想させる。

そしてここに来て見たこと無い技も撃たれた。


今までの常識がもう通用しない事をここで悟った。







ボルト「これはやばい・・・！！」




フリーズ「何だ何だ？敵か？なら俺がやってｙ」

シェイド「めんどくせー。」

フリーズ「じゃあお前をおとりにしてやるよ」


シェイド「それは勘弁してくれよ！？」




アンバー「さぁ、遊びは終わりだ。」

ライト「一発で！？」



アンバー「強烈な能力をお見舞いしてやるぜ！？
　　　　　「スチールコート」！！」



レジェンドは即座に能力を感じた。


ボルト「なｎ」



スチールコート。それは・・・


対象の周りに薄い鋼の膜を発生させ、動きを封じ込める能力！！




何とライトじゃなくボルトにそれが来た。


ライト「ボルト！？」

アンバー「外した！？何で・・・！？」


だがアンバーはどうやらライトにやろうとしたようだが・・・？」




アンバー「まあいい！！全員終わらせてやる！！」




ライト「能力・・・！！」










改めてその凄まじさを感じさせられる。


能力と言う物の・・・。