その頃・・・

謎の能力を使ったライトは・・・


倒れていた。

意識不明だった。


そしてまだ戻らない。



ヤイバ「くそっ、ライト・・・!!
    俺があんな事になってる間に・・・!!」

フォルス「あれは能力なのか・・・?
     能力と言うよりは・・・むしろ・・・」

レジェンド「・・・でも、能力でいいだろう。あれは・・・。
      だが、暴走系能力を発動させていた奴等を2体まとめて一瞬で倒すとは・・・
      これは、凄まじい強さである事は間違いないな」

フォルス「正直、あんなの直撃したら俺だったら即・ぶっ倒れるぜ」

レジェンド「他の奴等だったら・・・粉々だな」




フォルス「そう言えば・・・」

ヤイバ「どうした?」

フォルス「最後、スピアとやらはどうやら防御壁を張ってたように見えたが・・・
     持てる力の全てを防御に向けたかのような」


レジェンド「・・・なるほど。
      防御してて、あれか・・・
      あいつは、何処かへ吹き飛ばされたか、そんな所だろう・・・」


ヤイバ「だとすると、あの能力を受けると、
    粉々どころか、塵一つ残りそうにも無いな・・・」



フォルス「ライト・・・早く目を覚ましてくれ・・・できる限り早く」

レジェンド「ここに来て、遂にそういうこと言ったな」

フォルス「最初に言っておきたかった事なんだがな。まあいい。
     しかし、もう2つほど問題があるんじゃないか?」

ヤイバ「何だ?」

フォルス「1つは、ランスと言う奴とライザーの関わり」

レジェンド「それは、問い詰めれば大丈夫だろうな・・・」



フォルス「そしてもう1つ・・・

     ヤイバ、お前は、何をやった?」


ヤイバ「・・・救世主の所へ向かって、
    倒そうとしてた。」


フォルス「で、負けたんだな?」


ヤイバ「まあ、負けだな。勝てなかった。
    どうも、油断してちゃいけないらしい」


レジェンド「・・・あれだけ俺に言っておいて」


レジェンドは、ヤイバに背を向けて、言った



レジェンド「お前自身が、自殺行為してどうすんだ・・・
      他の奴がやられるのは駄目だが、自分はいいってか?」

ヤイバ「別に。俺の油断だ。
    俺は、勝てると思ってた。
    実際は、遠く及んでいなかった。そんな所だ」









ゴウエンが使った、ヤイバを一撃で倒した攻撃。それもまた能力だった。




「救世」



ただそれだけを聞いてヤイバはやられた。







ヤイバ「全く、とんでもない能力が隠されてた。
    その攻撃が何なのか分からずに終わった」



レジェンド「そりゃ、悲劇的だな。
      何も分からずやられたなんてな・・・」




だが悲劇はこれで終わった訳ではない・・・

そろそろ奴を倒さないと・・・