第62話 最終決戦 2 非常識な破壊力と史上最悪の完璧主義 ヤイバ「そろそろ、奴を潰さないと・・・!!」 レジェンド「・・・1体で行く気か?」 ヤイバ「まさか。そんな訳無いだろ・・・勝てない。 だけど俺達だけで行ったとしても無茶な物がある。 何処か、もう1つ協力してくれれば・・・」 レジェンド「救助隊が、か?」 ヤイバ「ああ・・・だが、無理だろうな・・・ 全ての救助隊があの戦いで心折られちまっただろうしな」 そう。 暴走したピカマルをスピアが止めようとしたあの戦い。 あの圧倒的なほどの巨大な戦いの前に、他の者達は見ている事しかできなかった。 そう、ただ1つの事実を突きつけられて・・・。 力不足 そこへ ブレイカー「いやーしけてるなお前等」 ヤイバ「れんぞくぎr」 ブレイカー「いややめろって。すまんすまん。」 フォルス「・・・?」 ブレイカー「今の盗み聞きした、いやそれは謝るからそうt」 ヤイバ「盗み聞きじゃなくてもよさそうな物を・・・ 同じ救助隊のメンバー同士だろ」 ブレイカー「・・・仲間だって言いたいのか?」 ヤイバ「・・・俺のは遠まわしな言い方だが、そうさ」 ブレイカー「ったく・・・笑わせてくれるぜ」 ヤイバ「ブレイカー・・・?」 ブレイカー「仲間ってのを信頼しすぎてるから・・・いや、まあいいや!! ま、それでも、初めて俺がそう見られたようなもんだろこれ!? しっかし・・・そんな怖いんだったら、 俺がその救世主ボコボコにしてきてやるぜ!!」 ヤイバ「馬鹿か・・・ま、できるものならやってみろ」 ブレイカー「よし!!」 ブレイカーは、道を聞いてその方向に行った フォルス「・・・いいのか?」 ヤイバ「どうせ、あの凄まじさあいつにも分かる。 実際は行かない、だってあいつだからな・・・ ・・・さて、とにかく、そろそろ行動に移すか・・・ フォルス、頼みがある」 フォルス「・・・何だ?」 ヤイバ「他の救助隊片っ端から集めろ。」 無駄だと思ってても・・・やれる事からやらないと終わらない そして、全部集めて・・・しかし ヤイバ「おい、お前等、聞いてくれ!! あの救世主を倒さないと・・・大変な事になる!!」 レジェンド「あのって、どのだよ・・・まあいいや」 ヤイバ「何処か、一緒に戦ってくれる救助隊は・・・」 「無理だよ」 ヤイバ「・・・?」 無理だと言う声が何処からも聞こえてきた。 もう事件に関しては知っているらしい。 何処も。彼処も。誰だって。 折られた心。 昔の面影など誰も残さない。みんな、暗い。 昔のように、とんでもない事を起こしたりは、もう、しない。 「てめぇら名を名乗れ!!」 「貴様らが先に名乗れ!!」 「んだと!?シメるぞコラ!!」 「分からないならかみなり!!」 「てめぇら・・・ てめぇらを消してやらぁ今畜生がァァァァァァァ!!」 「キレられた!!」 「いいじゃねぇか・・・やるなら・・・ 俺ら「ルーアルマ」に挑むならy」 「怒りの・・・10まんボルトォォォォォォォォォ!!」 「な、いきなり卑怯だz」 「誰か助けてくれ・・・」 「こんな所で助けてくれる奴なんて・・・」 「あ、あれかな?」 「よし、早く助けないと。」 「行きましょう!!」 「えええええ!?助けてくれるっぽいぞ!?」 「奇跡だ!!」 色々、あったけれど・・・ 今は、覇気は何処からも、感じられない。 しかし、折られた心は再び動き出そうとしていた。 瞬間的に、轟音が聞こえた!! ヤイバ「!!」 レジェンド「な、何だ!?」 フォルス「あの方向は・・・?」 ヤイバ「救世主は今もなおあそこに・・・ ま、まさか!?」 そしていきなり何かが吹っ飛んできた!!それは・・・予想通り・・・!! ヤイバ「ブレイカー!?」 ブレイカー「ぅ・・・」 ヤイバ「お前、まさか・・・」 ブレイカー「がはっ・・・ い、ったんだ、よ・・・奴んとこ・・・」 フォルス「・・・本当に、行ったのか!?」 ブレイカー「勿論だ・・・ そんな、たお・・・さなきゃいけない・・・のは、 倒さ・・・ない・・・と・・・いけないだろ・・・」 ヤイバ「馬鹿か!?俺ですら勝てないのに、 お前に勝てるわけ無いだろう!? お前に勝てるんだったら・・・!!」 ヤイバは、限りなく声を張り上げて言った。もうそれ以上は出ないぐらい。 ヤイバ「お前に勝てるんだったら、こんな大事に発展してねぇよっ!!」 ボルテージ「おいおい、どうしたんだ!? 一体何が・・・!?」 ボルト「こ、これは・・・!?」 ウイング「何が・・・あったの!?」 ブレイカー「ないより・・・マシ・・・だろ・・・」 ヤイバ「てめぇ・・・馬鹿すぎるッ!!馬鹿すぎるんだよッ!! そんな考え方捨てちまえ!!マシって何だマシって!! 自分を過小評価しすぎなんだよ!! リバース・・・それは事実上6体から始まったようなもんだ!! 今でこそ他にもたくさんメンバーがいる・・・そんな救助隊だ!! だけど・・・俺達にとって・・・!! 一番大切なのは最初からいた、俺達自身なんだよ!! 最初から居たお前が・・・今こんな時に抜けちまったら・・・ 俺達は希望失ったも同じなんだよ!! てめぇがいねぇと悪口言う相手すらロクにいねぇ!! 誰に言えって言うんだよ!! 確かに俺達はお前には色々と冷たくした・・・だけどな!! それでも仲間である事には変わりないんだよ!!」 ブレイカー「・・・泣いて、る、のか・・・?」 ヤイバ「・・・泣いてなんかいない・・・!! 誰がお前のためなんかに泣くか、この・・・魚がぁ!!」 ブレイカー「・・・魚、・・・」 ヤイバ「どうしたんだよ・・・反論しないのかよ・・・ 反論してみろよ・・・昔のように!! お前・・・!!」 ブレイカー「・・・俺は・・・魚っつーより・・・ 生物・・・だ・・・よ・・・」 もう見るだけで分かった。 戻らないのはその時。 戻らないのはその命。 こんな簡単に尽きていいのだろうか。 ちょっと前には普通に話していた相手だ。 なのに、こんなに・・・。 ヤイバの怒りに火じゃなく、焔が点いた。 ヤイバ「ぶっ潰す・・・あいつは・・・絶対に・・・許さない!! 絶対・・・俺達の手で・・・倒してやる・・・!!」 普段を見ていると、ブレイカーとそれ以外の全員に対する仲はどう見ても最悪だった。 ブレイカーはただ単に弄ばれているかのような奴だった。 だけど、それでも仲間なのは事実だった・・・ ヤイバ「もう悠長な事は言わない・・・!! もう行く・・・!!絶対に・・・行く!!」 しかし、目の前で同じ「命」が消されたからには黙っている事などできない、 そんな者達がここにいた。