不定期連続番外編 意味を信じて 2


フリーズが疑問を抱き始めたのはそれから3ヵ月後だった。

レジェンドのやる事は、フリーズにはよく分からなかった。何の意味があるのか。




フリーズ「・・・これは何の意味があるんだ?」

レジェンド「・・・後々、分かる事だ。
      今はいえない・・・その時になるまでは」



教えてくれなかった。





だが。そんな事どうでもいい。


フリーズはやる事があればなんでも良かった。





そのまま月日が流れた・・・


そんなある日。





レジェンド「さて。準備はこれで終わりだな」

フリーズ「・・・準備・・・?」

レジェンド「そうだ。ここまで手伝ってくれた事に礼を言うぜ・・・
      ありがとう。」

フリーズ「・・・ここまでか?」



レジェンド「・・・?
      まさかお前、まだやる気か?」

フリーズ「俺はやる事が無いからな。
     まだできる事がありゃやるさ」






そこでレジェンドが言った言葉はフリーズの理解能力を超えていた。


レジェンド「だったら・・・まだ手伝ってもらいたい。
      俺と一緒に、「別世界」に来てくれ」


フリーズ「は?」



別世界?どういう事だ?


レジェンド「ポケットモンスター、ちぢめてポケモン。
      そんな奴ばかりの世界。少なくともこことは別世界」


フリーズ「ポケモン?まあどうでもいいや・・・
     何かやれるならそれに越した事は無い、俺にとってはな・・・」




それでもフリーズは本気だった。

世界を滅ぼそうが世界を救おうがどっちでもいいようなもの。

どうせ生きてる意味が分からないんだ。何でもやってやる。




レジェンド「さて・・・それなら行くか。」


するとレジェンドは何かを取り出した。


フリーズ「それは・・・?」

レジェンド「これは、扉を開くために必要になる」


扉・・・




それは一体何なのか。







見たら分かった。


連れて来られた場所は確かに扉だった。


かなり古そうだった、しかし神秘的な力を感じた・・・






レジェンド「この扉はあるゆる世界をつないでいるとされている。
      勿論、今から行く世界もここから通じている」












フリーズはとりあえずは聞いたがまああまり真剣に聞いてはいなかった。







ところで。

世界は幾つもあるというのか?2つあるだけでも多いのに・・・




でも今は関係ない



そしてレジェンドが何かをすると、扉はゆっくりと開き始めた・・・





レジェンド「さあ行こうか」





フリーズは、レジェンドの後に扉を抜けた。






一瞬、フリーズは、自身が氷に包まれたかのような錯覚を覚えた。




否、錯覚ではなかった。氷に包まれた訳ではないが冷気に包まれていた。