不定期連続番外編 意味を信じて 1 探せばいい。見つかるまで。 見つからないまま終わったならそれでいい。 生きる事は、生きる意味を探す戦いだ。 それを胸に生きてきた。 ここが俺の生きる意味をもたらしてくれる場所か? 時は2年前に遡る。場所は人間の世界の、ある街で。 その街は荒れ果てていた。 フリーズは、幼くして両親を無くし、ただ1人で生きてきた。 1人で生きた年数、13。両親が無くなった時の年齢、3。 その頃フリーズは16歳だった。 ただ、毎日、その日その日を生きるための努力だけをしてきた。 だが、同じように毎日、思っていた事があった。 『生きている意味はあるのか?』 このまま消えてしまったらどれだけ楽だろう。 このままいなくなっても悲しむ人はいないだろう。 だったらこのまま・・・ ?????「そこのお前。一体どうした?」 フリーズ「!?」 気づくと後ろに誰かがいた。 フリーズ「誰だ・・・!!」 ?????「まぁ待て。やりあうつもりは無い。 どうしたのか聞いて見ただけだ。もっとも・・・ 知らない奴に話す訳無いか」 フリーズは正直どうでも良かったから話した。全てどうでも良かったのだから・・・ が。ここで運命が変わった。 フリーズ「生きる意味も無いのに、生きている事が嫌になって、 だからもう俺は・・・」 ?????「お前はここで何かしてるわけじゃないんだな?」 フリーズ「・・・? ・・・そうだが・・・」 ?????「ならいいな・・・」 そういうと・・・ フリーズ「うわ!?」 何とフリーズは連れて行かれた。 そして。 フリーズ「一体何するつもりだ・・・?」 ?????「手伝ってもらいたいことがある」 フリーズ「何・・・?」 ?????「お前は生きる意味が無いといったが。 意味が無いならちょっと手伝ってもらいたい。やりたい事無いなら。 途中で生きる意味が見つかるかもしれないぜ・・・?」 そして、フリーズを連れて行ったのは他でもない、レジェンドだった・・・ フリーズはやっぱりどうでもよかったので手伝う事にした。 が、それは相当重大な事だった・・・