第8話 苦しみと絶望のサンダーマイン作戦 ネーミングBYディル ソフィー「ディル!」 ディル「・・・何だ、まだ怒ってるのか? 言っておくが俺は前言撤回なんてしな・・・」 ソフィー「そうじゃなくて! こっちに来て!!」 そこにいたのは・・・ ディル「・・・」 ソフィー「あれ・・・」 3体ほど、見慣れない連中が・・・いや、2体は見た事がある。 以前、海岸の洞窟で攻撃を仕掛ける間すら与えずに叩き潰したドガースとズバットである。 ディル「(・・・あいつらは・・・何だ、雑魚か) ・・・何故奴等がここにいる?」 ソフィー「それは・・・」 ちょっとした回想 プクリン「遠征を手伝ってくれる探検隊のドクローズだよ!」 回想終わり ディル「・・・どれほど間をすっ飛ばしたんだお前・・・?」 ソフィー「要点だけまとめたらこうなっちゃって。」 部屋 ファング「あの3体は敵!? なら・・・」 ディル「落ち着け。追い出されるぞ・・・」 ソフィー「・・・どうするの? もしかしたら以前の恨み、って襲い掛かってきたり・・・ それに、遠征の事も・・・ディルは興味ないかもしれないけれど」 ディル「お前らは行きたいのか?」 ソフィー「うーん・・・まあ・・・」 ファング「俺も。」 ディル「・・・そうか。 俺は遠征に興味なんかさらさら無い・・・ だが、仲間が行きたがっているなら行けるようにしてやるぐらいはするか・・・」 ソフィー「ディル!?」 ディル「そうと決まれば即行動だ・・・ あいつらが色々と妨害してくる可能性が高いため、奴等を潰しつつ、な。」 ファング「仲間想いで・・・やっぱり、最高!」 ディル「・・・」 その後・・・ ペラップ「と言う訳で、親方のために『セカイイチ』をとってき」 ディル「何故、複数個あるのに世界一になるんだ? 同率タイ1位じゃいばれないぜ・・・」 ソフィー「それどうでもいいよ・・・」 ファング「っていうか、「と言う訳で」って何?」 ※釈明すると、実は細かい会話などを覚えていないため時々カットされる。 ペラップ「・・・ 『セカイイチ』はリンゴの森に」 するとディルが大きい声で言った。 ディル「で、リンゴの森とやらにその同率タイの『セカイイチ』があるという事か。 それを取って来ればいいんだな?」 同率タイ同率タイうるさい。 それはともかく、何故かわざわざ大声を出して言ったのである。 そう、聞こえるように。 ディル達は早速リンゴの森に向かった。 それを追いかけるようにして出て行った者が3体・・・ リンゴの森の奥 ソフィー「・・・早く着いたね。 妨害が入る前にセカイイチを・・・」 ディル「・・・少し待ってろ。」 そういうと、ディルはどこからかスコップを取り出した。 ソフィー「・・・え?」 ディル「穴を深く掘って、粘着性の高い木の実を下に敷いて、 ・・・よし、完成した」 ディルは手早く落とし穴を作成したのだった。 ソフィー「こ、これは・・・」 ディル「カモフラージュ用の布をかぶせて・・・よし、出来た。 ディル特製「何か意外と簡単なんだけど案外成功率が高いかもしれない粘着落とし穴」完成だ」 ファング「すげえ!!」 ソフィー「(・・・と言う事は、ネバネバの穴に落とされて出られなくなる・・・ 恐ろしい・・・でも・・・) ディル・・・ズバットとドガースにこれは効かないと思う。 もう1体は飛んでなかったけど」 ディル「はっ・・・ ふ、ふん、何が言いたい? お、俺がそんな所をぬ、ぬかる訳無いだろう・・・」 ファング「さすが!!」 ソフィー「(嘘だね・・・)」 ディル「なら・・・木の実は出して・・・ 更にいくつか穴を掘って・・・繋げて・・・よし、この作戦で行く・・・ 名づけて「苦しみと絶望のサンダーマイン(雷地雷)作戦」・・・」 ソフィー「・・・ネーミングセンスが酷いよ。」 ディル「雷地雷、逆さにしても雷地雷だ」 ソフィー「どうでもいいよ・・・」 ディルの謎作戦。 一体何をしようと言うのか?