トランス・6 変身した者



スピア「まずい!!でもこっちもまずい!!」


巨大なモンスター。

まさかの遭遇。

脅威の敵。







スピア「ったく、この頭痛さえ無ければ!!」


ウィンド「死ぬ・・・」(いつの間にか瀕死!?





????「まずいな、だが・・・
     一応、計画の第一段階は成功したようだな」





その瞬間に!!


フィフスが紫色の光に包まれた!!



スピア「しまった!!」

アーク「しまった、って、何なんだ!?」



スピア「俺はこれを止めるために・・・!!」

ウィンド「ば、馬鹿!!言うな!!」



スピア「でもしょうがない!!会ってから1ヶ月も経っていないが・・・
    もうこうなったら助けてもらうしかないだろう!?
 
    いいか!?これは・・・!!」





そんな事を言っている間に、光に包まれたフィフスが・・・何か変わっているような・・・



アーク「な、何だぁ!?」


スピア「・・・奴は、世界の『バランス』を整えるため・・・!!」

ウィンド「くっ・・・人をポケモンにしようって考えてんだよ!!」






アーク「な、ど、どういう事だよ!?」








????「・・・この世界の『バランス』が崩れている・・・
     このまま人が増え続ければいずれこの世界の環境も激変する。
     それを止めるために、人を少なくし他の生物を増やそうとしているんだ」




アーク「は、はぁ!?」



スピア「くっそ、もう説明はここまでだ!!止めるしか・・・!!」

ウィンド「でもあそこまで行ったら!!」


スピア「・・・無理か!?
    だがやるっきゃねぇんだよ!!こんな無理矢理な事はさせてたまるか!!」






アーク「何なんだこれ・・・次元の違う話だ・・・
    どういう・・・?」




スピア「止まれぇぇぇぇぇぇぇ!!」


スピアは剣を取り出すと、フィフスの周りの光を打ち消そうとした!!

ウィンド「お!!」

スピア「ってかお前もやれよ!!」







しかし・・・光は更に強くなっていく!!














????「無駄だ、ここまで行けば止まらない」


その言葉が言われた時にはモンスターは倒れていた。どうやら倒したらしい・・・つまり


こっちに攻撃をしてくる・・・!?









スピア「くそっ、失敗か・・・!?」








フィフス『大丈夫さ』

スピア「!?」



アーク「な、何だぁ!?頭の中に直接声が・・・!?」



フィフス『このままで大丈夫だ、きっと・・・!!』


ウィンド「大丈夫って・・・
     まぁもう出来る事も無いなら
     そのままほっとくか!?代わりに・・・!!」



????「・・・もう目的は果たした、やりあうつもりは無い」

そういうと謎の天使はいきなり消えた!!




ウィンド「って!!マジか!!」

アーク「馬鹿か・・・
    ・・・にしてもこいつどうなるんだ!?」


スピア「ポケモンに・・・」

アーク「で、どうしてそうしようとしてるのか!!
    そしてお前等は何故止めようとしているのか!!両方とも説明しろ!!」





スピア「・・・分かった。
    まず前者について。奴等がどうしてこういう事をしようとしているかについては
    さっきも言ってたが世界の『バランス』が崩れている、からだ。
    確かにこのままじゃ何か起きる気もする。やばい事が・・・それが前者の理由。
    後者の理由は・・・
    ただそれが摂理に反していると思うからだ」


アーク「摂理・・・!?」

スピア「無理矢理変える、というのは摂理に反する。
    そんな考えの集まりがあんのさ。
    生まれたからにはずっとその生物のままで。
    姿を変えないように。そんな感じ」





アーク「・・・なら、止めなくていいのか!?」

スピア「・・・もう遅いようだしな。
    今取り乱しても何も起きない」







その時、紫色の光が拡散した・・・!!


























アーク「これは!?」


フィフスの姿は変わり・・・ポケモンに・・・




エーフィになっていた



























アーク「本当に姿が変わっただと!?」

スピア「もう少し警戒してりゃよかった・・・後悔しても遅いが」

ウィンド「・・・」






フィフス『う・・・うう・・・』






スピア「・・・?」

フィフス『ん・・・みんな・・・
     だ、大丈夫だっただろ・・・?』




アーク「????」




フィフス『な、何だよ。何変な顔してんだよ・・・
     どうか・・・したのかよ?』






ウィンド「悪い・・・何言ってるかさっぱり分からん」


フィフス『は、はぁ!?』