トランス・7 人間からポケモンへ



摂理とかそんなのアークは分からない。

でも、やばいという事ぐらい分かってる。



アーク「あー・・・どっかで紙とペンでも売ってりゃな・・・」

スピア「やり取りできる、ってか?
    お前も、こいつとはつい最近知り合ったばっかなんだろ?
    そこまでする意味は・・・」



アーク「さあな。ま、気まぐれさ」






フィフス『に、しても。不便だな喋れないって・・・」

ウィンド「(何言ってんだろう・・・さっぱりだ)」

フィフス『目を見ろ!!目を!!そして感じ取れ」


ウィンド「(何だ?何言ってるんだ?
      それ以前に何やろうとしてるんだこいつは?」



フィフス『(駄目だこいつ話にならねえ。ん?待てよ?こっちの言ってる事分からない?
     なら・・・!!)』




ウィンド「あーあ・・・どうしたものか」


フィフス『バーカ!!この役立たず!!バー・・・」



ウィンド「(こいつ絶対悪口言ってるな!?)はぁっ!!」




フィフス『ぐはっ!!何故分かった!?』


ウィンド「・・・どんな生き物でも分かるもんだなこういうのって。」









アーク「お前、元に戻す方法とか知ってるのかよ?」

スピア「さあ・・・
    元に戻る方法なんて俺は知らないんだ・・・
    今思うとどうしてこんな事してるのかねぇ・・・」



アーク「じゃ、じゃあどうすんだよ!!」



スピア「ま、奴を捕まえて脅せば何とかなるだろう」

アーク「さいってーだなこいつ」





紙とペンを買って




フィフス『これで何とか・・・



     ペンを持てないや』(←物を持つのには適してないだろう





スピア「あーあ。意味無かったな」

アーク「(・・・)」(無言



ウィンド「ってかさ、文字を手に書かせればよくないか?指(?)で」



で、やってみる



フィフス『分かるか?』


ウィンド「ハ刀?はとうって何だ?」



フィフス『・・・』

スピア「提案者脱落。っていうか無理。まあやろうとすりゃ出来るかも知れんが」





アーク「・・・俺中退だからなあ」

スピア「は?(中学とかあんのか?)」

アーク「しかも途中退学」


スピア「は?(中学で退学ってどういう事だ?)」








アーク「驚くなよ、成績は1のオンパレードだ」






フィフス『バーカ』

アーク「今お前悪口言っただろ」







スピア「まああいつを捕まえりゃどうにかなる。それまでは・・・

    ジェスチャー?」


アーク「無理がある。いくらなんでも無理がある」










どこかで

????「順調に進んでいる、残りの6人もすぐに・・・」


?????「・・・おい、スピード」



謎の天使・・・スピードは、後ろから声を聞き、すぐにその方向を向いた。


スピード「・・・サウザンド、邪魔するつもりか?」


声をかけた者・・・サウザンドは、微笑しつつ答えた。


サウザンド「いつかお前、堕ちるぜ・・・」


スピード「・・・何とでも言え。
     今の目的は絶対果たすべき・・・バランスを取るため・・・」








しかし誰が考えただろう。

これが数年以上後まで繋がる事件になるとは。