トランス・8 救いの光


サウザンド「お前は、心は既に堕ちている、そんな気がする」

スピード「心が堕ちている?そんなはずがない。
     俺は至って、この世界を大切に思っているからこそ」


サウザンド「・・・そのはずだったがな。
      かつての・・・奴はどこに行ったのか・・・

      まあいい。せいぜい影響を後に残さないようにな・・・」















フィフス『くっ、それにしても何で分かるんだ・・・?』


フィフスはその頃はっきり言ってどうでもいい疑問を自分に投げかけていた。




本当にどうでもいい事だ。



あの後、彼等は出来る限り遠くの方へ行くため、船に乗った。


出来る限りこの場所から離れておきたい所である。







スピア「果たして、この世界に救いはあるのか?
    奴を潰す、救いはあるのか?」


ウィンド「悟った様な事を!!」

スピア「うるさいぞお前。
    とにかく・・・俺等は何としても奴を倒さないといけない。分かるな?」

ウィンド「そりゃ、な。
     でも面倒だ、正直な話帰ってのんびりしたい」




スピア「んな暇無いだろ。
    その時にあの馬鹿天に見つかってみろ(スピード)。
    あっという間に終了って奴だ」




ウィンド「はあ・・・安息の日々はこの世界には無い、
     人にとっての安息とは死しか無いのか?

     ってな感じで休めない」


スピア「・・・まあいいや。
    とりあえずお前はあの二人に連絡を取り、言っとけ。
    作戦失敗、って」

ウィンド「やだよ。怖い。」


スピア「俺だって怖いっつーの。」





別の大陸へ渡ったフィフス達。




フィフス『と、都会だ・・・!!』


フィフスは、感動した。



まさか世界にこんな大きな街があるなんて。



感動のあまりに




アーク「げ、あいつどっか行ったぞ!!」

ウィンド「あーあ、見失ったな」



スピア「な、何だとおおおおおおおおお!?
    こんな巨大都市で見失ったとか、最悪だろ!!
    とりあえず分かれて探すぞ!!2時間ほど経ったら集合!!」






そして



フィフス『こ、ここは何処だ!?』


迷った。あっけない。





その時、声が聞こえた。

これは・・・奴の声!!もう追いかけてきたのか!?





スピード「さて・・・この街にいるのは確かだが・・・
     何処にいるかな・・・」



フィフス『あいつは・・・!!』






アーク「お、見つけた!!」






スピード「・・・そちらから出向いてくれたか」


アーク「!!」



アークは早速、危険な予感を感じたのだった。