第四十二話　でんぢゃらす

マリオ「つ、強い！！」

強敵５人を相手にして、マリオ達の体力は少しづつ・・・
しかし的確に減らされていく。

ロイ「強すぎるぞ！！」

リッド「どうするんだ！？」

スピード「爆炎双空真斬・制空炎！！」

ほとんど全員が戸惑い、焦っていた時、
スピードだけは攻撃を続けていた。

スピード「強いな・・・
　　　　　なら！！」

マリオ「スピードだけしかまともに戦えるやつがいない・・・
　　　　俺達はこんなに弱かったのか・・・？」


デミーラ「クックック・・・
　　　　　貴様らのリーダーはもう戦意喪失か・・・？」

ハラヘッタ「雑魚の集まりはさっさと消えろ・・・」


ロイ「マリオ！！
　　　マリオ！？聞いてるか！？」


デミーラ「クックック・・・
　　　　　貴様らは、一人仲間を失ったようだな・・・」

マリオ「―――――！！」

デミーラ「誰かが岩に潰されそうになり・・・
　　　　　それをかばった奴は死んだ！！
　　　　　それは・・・貴様の親友だろう！？
　　　　　岩に潰されそうになったのは、
　　　　　貴様と共に戦っている奴だろう！！
　　　　　そんな奴とやっているなんて・・・
　　　　　悲しいねぇ。」

ドクン

心臓が揺れるような感じがした。

デミーラ「許すのか！？
　　　　　リンクを間接的にでも殺した奴を？
　　　　　もしかするとそいつが
　　　　　意図的にやったのかも知れないのにか？？」


スピード「お前・・・一体何を言ってるんだ？」

ロイ「スピードに言ってないことがあった。」

スピード「・・・？」

ロイ「リンクが死んだ理由。」


「俺にかまわず、逃げろ！！」

「馬鹿か！！無理だ！！そんなの！！」

「全員死ぬよりましだ！！」

「畜生！！
・・・行くぞ！！」

「・・・ああ。
　あいつの言うと・・・」

「ふざけるな！！」

「！？」

「自分を犠牲にして、他を助ける！？
　ふざけんじゃねぇ！！
　俺達は、皆で一蓮托生なんだ。
　一人でも、欠けてはいけないんだ！！
　わかんねぇのか！？」

「なら、全員死ぬのか！？
　そういう物じゃねぇだろ！！
　あいつを倒さなきゃいけねぇんだよ！！」

「黙れ！！
　俺は・・・お前を助けてやる！！」

「・・・」

「ウォォォォ！！」

「うわっ！！」

「おし！！さて・・・！？」

ズドーン！！ズドーン！！


スピード「・・・！！！」

ロイ「リッドをかばい、リンクは死んだ・・・」

スピード「そう、だったのか・・・
　　　　　なおさらこいつらを許せねぇな・・・」


ドカーン

ゲームウォッチ「お、おい！！どうしたんだマリオ！？」

ロイ・スピード「！？」

リュウ「心理的な・・・作戦だったのか？」


ロイとスピードが後ろを見ると、マリオが暴れていた。

マリオは、辺り構わず攻撃を続けた。

スピード「何！？」


リッド「俺のせいなのか！？」