第八十三話 スピード 2

ヴェイグ「動くな・・・動いたら斬る・・・」

スピード(過去)「う・・・!!」


マリオ「よっしゃあ!!形勢逆転だ!!」

ヴェイグ「その手に持っている杖をしまえ・・・」

スピード(過去)「く・・・」

ヴェイグ「それでいいんだ・・・」

ヴェイグは剣をしまった。それが仇となった。

スピード(過去)「・・・杖で魔力を増幅させているわけじゃねぇんだよ!!
         時の狭間に押しつぶされろ!!タイム・ハザード!!」

ヴェイグ「何!?」

いきなり空間が歪んだ。

ヴェイグ「ぐ・・・!!」

マリオ「こ、この野郎!!」

終わる―――誰もがそう思った瞬間

ロイド「リバースドール!!」

マリオ「あ、復活した!!」

ロイド「何してんだよ!!お前!!
    天翔・・・蒼波斬!!」

ロイドはすかさず2本の剣を抜き出し、
スピード(過去)に秘奥義・天翔蒼波斬を叩き込んだ!!


スピード(過去)「何だと!?」

ロイド「どうだ!!」

スピード(過去)「・・・俺に傷をつけたのはお前が初めてだ。」

ロイド「まだまだ!!魔神剣!虎牙烈斬!!魔神双破斬!!!」

スピード(過去)「そんな攻撃・・・」


ロイドの放った3段コンボは、なんと、
スピード(過去)に届く前に相殺された!!

ロイド「そ、そんな・・・!!」

と、その時

ガチャン!!

マリオ「?」

ロイド「あれは・・・」


誰かが来た。それは!!


????「過去の俺は果てしなく自己中で、人見知りで、
     乱暴で、そして、・・・弱かった。」

マリオ「!!」

リンク「これは助かったかもしれないぞ!?」

????「・・・お前が俺の仲間にやったことは・・・
     「記憶」だけでも、読み取れた。
     今体の無き俺にもわかった。
     ・・・許されない事だ。」

スピード(過去)「誰だ!!」

????「分からないのか?俺は、お前だ。」