第24話 立ち上がる時 空間の神であるゼウスが、空間、そして世界を創り出したのは数億年前に遡る。 その頃からミカエルはゼウスと共に空間の平和を存続させるために存在した。 ライト「平和を存続させるために・・・存在?」 ミカエル「ああ。 ・・・俺は神に「創られた」存在、だ。」 ソル「神に・・・創られた・・・?」 ミカエル「そう。 まだ世界に生物がほとんど存在していない頃だった。 だから、生まれるとかは「創られる」しか無かった。」 その、空間創造から約1000万年が経った頃に、その戦いは起こった。 その頃、彼ら「空間の天使」は今よりも多少多かった。 ミカエルは、その頃の相棒であった、ある1人の天使と共に地上に降りていた。 ミカエル「この何処までも続く大地、 吹き抜ける風、たゆたう雲。 こんな平和がいつまでも続くと思うか?」 ????「さあ、な・・・ だけど、俺とお前とで力を合わせればきっと守りぬけるはずだ。 俺とお前は史上最高の相棒だからな!!」 ミカエル「いまいち理由になってないな。 ま、納得しとくか。」 ????「なんだよ・・・ん? 風が変わったっぽいぜ・・・?」 ミカエル「・・・?」 ????「何か・・・一波乱起きそうな空気だ・・・ なんっつーか・・・まあ。そんな感じ?」 ミカエル「・・・よく分からないが・・・」 ????「まあ、詳しくは俺だって分からないさ。 ・・・そろそろ、戻るとするか?」 ミカエル「あ? ・・・まあ、そうだな。」 そして2人は、その頃から既に存在した「空間の神殿」へと戻った。 しかしそこで見た物は・・・ 門番の天使「うぐ・・・」 ミカエル「・・・!? どうした・・・!? 酷い傷を負っているぞ!?」 門番の天使「く、黒い・・・羽の・・・集団が・・・!! 神殿に攻め込んで・・・がはっ・・・」 ????「・・・こいつの、流れが止まった。」 ミカエル「・・・」 ????「つまり・・・死んだ、な・・・」 ミカエル「・・・っ、 俺達のいない間にとんでもない事が起こっちまったらしいな・・・!!」 ????「・・・そうだな、早く奥に行くぞ。」 神殿奥 ???「・・・ゼウスよ、おとなしくこの空間を俺様によこすがいい。 そうすれば、命だけは助けてやろう。」 ゼウス「断る・・・この空間は貴様等に渡すほど穢れてはいない!!」 ミカエル「おい!!てめぇらぁぁぁ!!」 ???「・・・む?」 ????「あ、あれは・・・悪魔!?」 悪魔・・・それは、天使と対になり存在する者。 世界、そして空間を守る天使と対照に、 それらを破壊し、自分達の物にしようとする。そして、自分達以外の存在は抹消しようとする。 それが悪魔である。 いつからかこの世界、そして空間に現れていた存在である。 ミカエル「悪魔・・・だって!?」 ???「邪魔者が来たようだな・・・ クリフォトよ・・・始末しろ!!」 その時、2人の周囲に5人もの悪魔が現れた・・・!! ????「い、いきなり囲まれた!?」 ミカエル「くっ・・・卑怯だな・・・!!」 ???「勝負に綺麗も汚いも無い。ただ相手を殺せればいい!!」 ゼウス「逃げろ・・・!! お前達が適う相手ではない!!」 ミカエル「・・・逃げる訳無いだろ、叩き潰してやる!!」 ????「俺は・・・怖いんだが。」 ???「ほう、命知らずな・・・血祭りにあげてやれ!!」 その戦いは相当苦しいものだった。 相手の5人の悪魔はそれぞれが彼らより格段に強い力を持っていたのである。 ????「うっ!?」 黒い悪魔「さて、とどめだ。後悔するがいい!」 赤い悪魔「いやいや、そう簡単に殺しちゃつまんないんじゃねーのー?」 青い悪魔「いや・・・確実にするがために、今殺すべきだ。」 ミカエル「や、やめ・・・ろ・・・!!」 ・・・ ミカエル「・・・悪い、やっぱこっから先は話せねぇ・・・」 エアー「・・・そうか。」 突然、語るのをやめたミカエル。 ボルテージ「何d・・・ぶっ!! な、何しやがる!!」 フォルス「察しろ。 どう考えても「語りたくない過去」とかいうレベルを超えてる・・・そんな感じがする。 今の話から考えれば・・・その時あいつは相棒を失っている・・・ そんな話、語りたくなくなるのも当然だろう・・・」 ボルテージ「だからといって、途中まで話しといて・・・」 エリアス「わがままは駄目!」 ボルテージ「わがままって・・・」 ライト「もう黙ってくれ。」 空気の読めなかったボルテージは残念ながらレッドカード、一発退場です(また追い出された ミカエル「・・・まあ、中途半端で悪いな。 本当なら全部話したいところだが・・・正直自分でも耐え切れない話だから。 全く・・・最初から話すなって感じだよな・・・本当に・・・悪い。」 エアー「過去を詮索する気は無かった・・・こちらこそすまない。 だが・・・今ので・・・」 ダークネス「・・・?」 エアー「(黒い・・・か・・・)」 その頃、空間の神殿 ゼウス「・・・事態は思いのほか差し迫っている。 天使全員を集める必要がありそうだな・・・」 ?????「神よ・・・ 空間の天使は今やあなたを含めわずか7人しかいません・・・ いくらあなたやミカエルが絶大な力を有しているとはいえ・・・ 奴等相手にたった7人で挑もうとなど・・・」 ゼウスに苦言を呈したのは、ラファエルという天使である。 その傍らにはもう1人・・・ガブリエルという女性の天使がいた。 ゼウス「ラファエル。そう悲観するな・・・ 何も天使だけではない。 この空間には数多くの「勇者」がいる。 ほとんどは自分がそうであると気づいてはいないが、な・・・ 普通の生活を送っている者。 何らかのものを支配し、人々を苦しめている者、 逆に人々を幸せにしている者、 あるいは敵討ちに燃える者・・・ あらゆる境遇に「勇者」が存在する。 善も悪も関係なく、いずれ全てが集う時が来る。 我等に直接は関係しないかもしれない者もいる。 だけど確実にその者達は立ち上がる。 何らかのきっかけが起こる時が来る。 そして我等もまた「勇者」と言える。 今、立ち上がるきっかけはある・・・ それで立ち上がらなければ・・・意味が無い!!」