第32話 血の繋がり無き兄弟達

ボルテージ「は?ライトが!?」

ボルト「昔にもこうなった事が・・・?」


ヤイバ「・・・教えてやろう。ライトの過去を。」


全員が思わず唾を飲んだ・・・

ヤイバ「前、排水溝に落ちた」

ライト「ま、待て待て待て待て!!それは関係ない!!」


ヤイバ「・・・さて、話すぞ」

ライト「今のは何だったんだ!?」


それは、今から2年前。

俺はその時人間だった。

俺は、ぶらぶらと散歩していた。


そこに、一人の少年が倒れていた。

その少年は水を要求・・・じゃなくって注文・・・でもなくて頼んだ。(ぇ


???「み、水を・・・誰か・・・」

ヤイバ「み、水!?ちょ、ちょっと待ってろ!!」


水をそいつに与えた。


???「す、すまない・・・
    厄介な事に巻き込まれ、ここまでたどり着いたけど・・・
    水が無くて、脱水症状にかかるかとも思ったんだ・・・ありがとう」


ヤイバ「あ、ああ。別にいいってことだ。」


その少年を、家まで連れて行った。親には怒られた。


ヤイバ「お前、名前は何なんだ?」

???「・・・名前は無い。もう、捨てた」

ヤイバ「す・・・捨てた?」


???「忌まわしき名前だ・・・
    でも、聞きたいなら言うぜ?」


ヤイバ「・・・じゃあ、聞きたい。」


俺は、そいつの名前を聞いた。


???「レジェンド・・・だ」

ヤイバ「・・・レジェンド・・・」


???「だが、俺はこの名前は使わない。
    だから俺には名前が無い」


その少年は、妙に大人びていた。俺より明らかに年下なのに。

数値に表せばだいたい10歳ぐらいだろう。


ヤイバ「名前が無いって、不便だな。」

???「・・・そういうものなのか?」


ヤイバ「・・・俺が名前をつけてやる!!」

???「え!?」




ボルト「へ、へぇ・・・妙な話だな・・・
    ところで、ライトは、一体何なんだ?」


ヤイバ「まぁ待て。まだ続きがあるから。すぐ分かる。」






???「名前・・・?」

ヤイバ「う〜ん・・・そうだな、何がいいかな・・・
    そうだ、光・・・ライト、でいいか?」

???「ライト・・・?」


ヤイバ「俺じゃ、これぐらいしか思いつかないんだ」






ボルト「ライト!?」

ウイング「え、どうして?」

ブレイカー「あ、明らかにおかしいだろ!!
      兄弟だろ!?ならなんでそんな事になってんだ!?」


ライト「答えは簡単さ・・・
    血が繋がってないだけだ」



ボルト「はぁ!?」


ヤイバ「そうだ・・・そして、この先が肝心なんだ」


ライトは、俺に対してちょっとした警戒心を持っていた。

しかし、その警戒心も無くなっていった・・・ライトの本当の性格が分かった。

半年ほど経ったある日。



ライト「よっしゃあああああ!!また俺の勝ちだぜえええええ!!」

他の人と遊んで大変な事になった(ぇ

村人「つ、強い!!」


ヤイバ「・・・こういう奴だったのか」

俺達は、この時既に兄弟のような関係だった。

が。しばらく経ったある日。


????「ここにいるはずだ・・・あいつが」

ヤイバ「誰だ・・・お前!!」

????「名前を出す気は無い。
     ・・・レジェンドと言う奴を知っているか?」

ヤイバ「レ・・・レジェンド・・・」



ライト「やっと見つけた!!兄貴・・・」


ヤイバ「く・・・来るなぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ライト「!?」

????「見つけたぞ・・・」

ライト「・・・お前は!?」


ヤイバ「逃げろ・・・!!」


????「逃がすか・・・捕まえる・・・」

ヤイバ「くそっ!!ふざけるな!!」


俺は、そいつの胸倉を掴んだ。しかし・・・


????「やる気かよ・・・だが、時間が無い。
     命までは奪わない・・・だが、お前を・・・
     お前の姿を変えてやる・・・!!」


ヤイバ「・・・姿を変える?
    そんなもの・・・兄弟を守るためならどうでもいいんだよッ!!」


ライト「兄貴・・・!!
    駄目だ・・・そんな事しちゃ!!」


ライトは、突然、こっちへ向かってきて・・・


そいつに攻撃を仕掛けた。


????「・・・ッ!!
     こうなったら・・・2人同時に変えてやる・・・!!」


ライト「そんなもの・・・怖くない!!」


そして、謎の光が目の前に広がった。



・・・気づいたら、ポケモンになっていた。



ライト「・・・」

ヤイバ「うう・・・ライト、無事か・・・?」


ライト「・・・ああ」


ヤイバ「逃げりゃよかったのに・・・」

ライト「見捨てれなかった・・・とてもじゃないが」



?????「その者を助けたいですか?」

ヤイバ「・・・誰だ?」


?????「私はサーナイト・・・」





ボルト「・・・サーナイト?
    キュウコン伝説にも出てたが・・・」

ボルテージ「・・・サーナイトが何故?」


ヤイバ「それは・・・」




サーナイト「その者を元に戻したいですか?」

ヤイバ「あ、ああ!!」

サーナイト「なら・・・この世界を捨て、他の世界へ行ってください・・・今から」

ヤイバ「他の世界へ・・・!?」


サーナイト「ポケモンの世界です・・・」



そして、今に至った。

ライトのことは、それ以降分からない。



ヤイバ「・・・だが。ライトがポケモンの世界に来てから俺は夢を見た。」

ボルト「夢?」




ヤイバ「う・・・うう・・・ここは?」


サーナイト「聞こえますか・・・?」

ヤイバ「お、お前は・・・あの時の・・・サーナイト・・・何故・・・」

サーナイト「あの、ライトは、あなたの弟です」


ヤイバ「やっぱりか・・・?
    そうだと思ったぜ」



サーナイト「彼は、この世界を救うために来たのです。」


ヤイバ「なっ!?」




俺の話せることはそれで終わりだ。


ボルト「そんな事が・・・?」


ライト「・・・思い出した・・・!!」

ヤイバ「・・・忘れてたか?まぁ、無理も無いよな」


ライト「奴等は・・・!!」


ヤイバ「それを思い出したのか!?」

ライト「さっき襲ってきたのも・・・きっと奴等の仲間だ・・・
    謎の集団暗殺犯罪組織・・・
    ポケモンになる秘術なんて使えたのか、あいつら」



その頃、北の山


ランス「こ、これは・・・!!」

ウィンド「ど、どうした?」

ランス「・・・そうか。そうだったか。ハハハ・・・ハハハハハハハハ!!」

ウィンド「だからどうしたって・・・」

ランス「こいつら・・・俺の親を殺した奴等の仲間だ・・・
    今度は俺が・・・ぶっ殺してやる!!」

ウィンド「何っ!?
     そいつらは・・・?」


ランス「謎の集団暗殺組織・・・」







ライト・ランス「滅・命・団」



戦いの予感がする。