第43話 闇の奥の真実 ライト「・・・?」 レジェンド「ただ単に今のは、ちょっと試してみただけだ・・・ どれくらいかな、ってな・・・ まぁ、不意打ちだったから無理か・・・対応は」 ライトが考えたのはそこではなかった。 どう考えても変だ。 こいつは一体何なんだ? こいつもポケモンか?だが・・・ こんな種族は見た事が無い。どういう事だ? レジェンド「・・・ま、いいや・・・ いきなりですまなかったな・・・」 ライト「・・・ (こいつは・・・一体・・・?)」 レジェンド「まぁ落ち着いて欲しい。 叩き潰そうなんてわけじゃないんだからよ」 仲間は全員気絶しているようだ。信じるべきか?この状況で? レジェンド「・・・信じられないか?」 ライトはゆっくりとうなずいた。 ライト「いきなり襲い掛かってきた奴を信じるなんて・・・」 レジェンド「しょうがねぇな。 じゃあこうしてやろう」 レジェンドは何かを取り出した。それは・・・ ライト「それは・・・げんきのかたまり?」 げんきのかたまり。 ひんしのポケモンを全回復させる事が出来る道具だ。 レジェンドはそれを気絶している全員の口に入れた。 口に入れるのが正しいのか? ボルテージ「ん・・・」 どうやらすぐに回復したようだ。だが起きられない。 そこまでダメージは絶大だったのか・・・ レジェンド「ダメージ与えすぎたか・・・だがこれはこれで都合がいい」 ライト「!?」 レジェンド「せっかく会えたんだ、色々話すかな・・・」 有無を言わせずにレジェンドは語り始めた。 ライト以外は聞けていない。回復しても気絶中だ。 レジェンド「教えてやる、お前の連れ去られた訳・・・ わざわざ代わりとして連れてこられた訳を」 それはかなり前の事だ。 グライダー「レジェンド、お前の力があればこの世界なんて簡単に終わる。 そのお前の力を使って、俺達は世界の独裁者となり、人間どもを・・・」 レジェンド「断る・・・」 グライダー「何・・・? 断る、だって?お前にそんな選択肢があると思うか!?」 レジェンド「ある。無理矢理にでも選ぶからな」 そして俺は奴を叩き潰した。 グライダー「ふ、ふん・・・ だが・・・まだ手はある・・・ お前と同じ力を持つ者を連れてき・・・」 奴はそんな事を言っていた。 俺は自分の力に自信があった。 そんな力を持った奴が奴等の仲間になるはずないし、 そんな力を持つ奴がいるとも思ってなかったから無視した・・・ が。 グライダー「レジェンド、お前はもう用無しだ・・・ だがまだ働いてm」 レジェンド「まさか・・・!? 本当にいるって言うのか!? 力を持つ者が・・・!?」 グライダー「そうだ、こいつだ・・・」 カプセルに閉じ込められた1匹のポケモン・・・ そう、お前だ!! レジェンド「ふん、血迷ったか・・・ 同じ力を持つとは言っても、 種族も何もかも違う、そんな奴に力は・・・」 グライダー「種族云々は関係ない。 人間にも力がある物はいるのだよ・・・」 レジェンド「何だと・・・? なら、もしかしてそいつは・・・」 グライダー「元、人間だ」 ライト「・・・力・・・!?」 レジェンド「そう、ただそれだけの事でお前は連れ去られたんだ」 それだけで・・・ ライト「その、力って一体・・・」 レジェンド「力とは・・・」 グライダー「貴様・・・」 ライト「!? お前・・・!?」 レジェンド「追いかけてきたか? ご苦労なこった、だが無駄だ。」 グライダー「・・・力のある者が二人・・・ ・・・ふふふふふ・・・」 レジェンド「・・・何のつもりだ?」 グライダー「異端者が・・・よくも・・・」 レジェンド「何を言っている・・・ 何もかみ合わないな、どうやら頭が可笑しくなったか?」 グライダー「諦めない・・・絶対にな・・・ ・・・ブレイズキック!!」 ライト「戦闘!? ・・・いきなり!?」 レジェンド「ちっ、炎か・・・」 ライトは、レジェンドを見て、水タイプだと思った。 そんな見た目だったから。 水は炎に強い・・・常識だ。 が。 レジェンド「ぐっ!!」 グライダー「ふ・・・ふふふふふ・・・」 ライト「(な、何だ!?食らったのか!! 水タイプで・・・!?)」 レジェンド「これだから鋼タイプってのはたまに重荷になる」 ライト「(鋼タイプ・・・? 水・鋼か?)」 グライダー「その、檻を・・・!! その、力をよこせぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 スカイアッパー!! レジェンドは吹き飛んだ。 鋼は格闘には弱い・・・ レジェンド「・・・ちっ、この数十分でどれだけ強くなりやがった・・・」 グライダー「能力だ・・・」 レジェンド「能力?ほう、なるほどな・・・」 ライト「能力・・・?何だそれは・・・!!」 レジェンド「能力、それは個人個人専用の技と考えて構わない。 それは、恐ろしく強力だ」 グライダー「俺の能力は・・・ 力を吸い取る事だ・・・ 力を吸い取り・・・その力は数倍、数十倍と化す・・・!!」 レジェンド「その能力は、死が必要だな?」 ライト「死!?」 レジェンド「生きて無い者から力を吸い取る・・・ もしかして、お前、やりやがったな?」 実は少し離れていた所に、この時リビテアが倒れていた。 そう、それにより・・・ グライダー「貴様等を・・・殺し、 奪う・・・すベテ、ウばウ・・・ きえロ・・・スべテきえロ・・・!!」 何かがおかしい!! 確実に何かが起きている!! 何かが変だ!! 確実に何かが壊れている!! レジェンド「変になったか・・・それもいいだろう!!」 ライト「・・・!!」 グライダー「オオイナル死ヲ・・・ オオイナル絶望ヲ・・・ ホロベ・・・ホロベホロベホロベホロベホロベホロベホロベホロベ!!」 そしてそこに何かが潜んでいたとは知らずに。 何かは始まるのだった。 グライダーは、何かに乗っ取られたかのように、襲い掛かってきた。