第57話 救世主の唱える救いの道


ヤイバ「誰だよお前は・・・」

ライザー「・・・誰だ、って聞かれて
     普通に答えれるわけ無いだろ・・・」



ヤイバ「・・・まあいいだろう。

    今は、奴を呼ばない限りどうしようもないらしいからな・・・
    見つけたらしい救世主に会って来ようか・・・場所は何処だ?」






そして、聞いた場所へヤイバは来た。




ゴウエン「貴様は・・・?」

ヤイバ「救世主。てめぇがやったのか?この事を・・・」


ゴウエン「ふん、あんなのできる訳が無いだろう?」

ヤイバ「まあいい・・・
    ・・・お前は何が目的だ・・・?」

ゴウエン「話すと思ったか?」

ヤイバ「だったら話さざるを得なくするのみだ。

    「ツインセイバー」」



その瞬間・・・!!



ゴウエン「何ッ!?」



空に2本の剣が浮かんだ。何処から出たのか分からない。


それをヤイバは取ると・・・(手に挟む




ヤイバ「さて・・・言わないなら・・・
    徹底的に切り裂いてやる」


ゴウエン「・・・具現化系能力か?」


※具現化系能力

エネルギーを集めて色々作り出すような能力


ヤイバ「・・・そうだ。だが、これは実際に昔あった剣だ。
    それをそのままの状態で出しているからある意味では違う」


ゴウエン「ふん・・・だが、ポケモンが剣を使えると・・・」



ゴウエンはその言葉を続けられなかった。何故ならば。


恐怖を覚えたから。



ヤイバ「使えるぜ。
    実は俺は人間だった頃、毎日のように特訓してた。姿変わろうが、
    そんなの関係ないな・・・このように!!」



ヤイバが少し剣を振りかざすと・・・




剣圧がゴウエンの真横を掠めて空気を切り裂いた!!

耳に聞こえるほどの・・・真空。



ヤイバ「やろうとすれば一振りでこの付近を消し飛ばす事も出来る。
    信じるか?信じるならさっさと話せ。信じないなら・・・」



いわずとがな、というように、剣を構えた。




ゴウエン「・・・くっ。いいだろう・・・
     それは・・・救いのためだ・・・」

ヤイバ「救いのため、だって?何を言っている?」




ゴウエン「この世界は狂っている。」

ヤイバ「・・・?」




ゴウエン「物事の善悪すら判断できないような輩が闊歩している。
     そしてそれを止める事の出来ないこの世界。



     ならば作り変えた方がいいではないか」


ヤイバ「作り変える・・・?お前何のつもりだ?
    仮に、作り変えるなら、この世界を完全に消さないといけないだろう。
    その場合お前も消える事になると思うぜ・・・作り変えれるのか?」



ゴウエン「我が身は問題ではない。
     世界は一定周期で廻っている。
     滅んでも新しい世界が生成され始める。
     我が生き残っているかなどどうでもいいのだよ・・・」


ヤイバ「(・・・救いについてそう解釈するか・・・)
    じゃあ、悪じゃない奴はどうするつもりだ?まとめて消す気か?」

ゴウエン「・・・善の者などこの世にいない。
     もし真に善の者がいればこの世界はここまで悪くならなかった」



ヤイバ「本気で言っているのか?」

ゴウエン「そうだ。
     結局全て善では無い。・・・まあ、悪も無いのだがな。
     所詮中途半端なこの世界。傾くならばどちらかに傾いた方がいいだろう。
     善だけか悪だけかな・・・」



ヤイバ「・・・馬鹿か。善だけでも悪だけでも生きられないに決まっているだろう。
    全てバランスだ。一極化したら終わりなんだよ!!」


ゴウエン「そっちこそ馬鹿か・・・?
     一極化して終わり?何を言っている。
     それならば問う。世界にとって、プラスの者とマイナスの者、
     どっちが必要だ?」


ヤイバ「プラス、だ」

ゴウエン「そうだろう?それが一極化なのだよ」

ヤイバ「残念だったな。悪もプラスになりうるのさ」

ゴウエン「何・・・?」



ヤイバ「まあいいや。お前にこれ以上言っても無駄っぽいな。
    どうやら、紅く染まりそうだ・・・」

ゴウエン「ふん・・・貴様にもな・・・」



ヤイバ「・・・お前をこの剣で切り裂く!!生かしておいたら悲劇が起きる・・・!!」




ヤイバは、本当に、倒す倒さない、止める止めないではなく・・・




『消すか消さないか』という所に辿り着いていた。


最早取り繕う必要が無いと思ったヤイバは・・・





ヤイバ「消えろ!!」


その持てる力を全て解き放った!!





ゴウエン「そんな物で倒せると思うな・・・!!
     「グランド・エンド」」



しかし・・・!!ゴウエンが何かをやったかと思うと・・・!!




空から何かが降って来た!!それは・・・!!







複数の小隕石だった!!隕石を落としてきたのだ!!



ヤイバ「ちっ!!面倒な!!」


しかし、ヤイバは、面倒、とだけで片付けた。



剣を振りかざし・・・!!



次々と小隕石を斬りつけ、砕いた!!









そして戦いが始まっている事に、広場にいる者達も気づき始めた・・・




フリーズ「何かあっちで起こっている・・・?」

悪霊「面倒に面倒が・・・って!!
   今回も悪霊かよ・・・!!」



フォルス「大丈夫なのか・・・!!この世界は!?」








格が違う戦いだった。



隕石を降らせる。

そしてそれを砕き続ける。





ヤイバ「そろそろ終わらせてやる!!」

ゴウエン「ふん・・・こっちのセリフだ!!」



ヤイバとゴウエンは激しくぶつかり合った!!


巨大なエネルギーがぶつかり、周囲を揺るがす!!



近くにある木などは根こそぎ倒れ、大地は荒れ、震撼する!!




とてつもないレベルの戦いだった・・・


ヤイバ「まだまだ!!」

ゴウエン「ふん・・・遊びは終わりだ」



ヤイバ「れんぞくぎり!!」

ゴウエン「フレアドライブ・・・!!」





炎。

ヤイバには圧倒不利だが・・・!!


ヤイバ「効く訳・・・ねぇだろうがッ!!」


何とヤイバは炎を無理矢理押し切り攻撃を続けた!!



ゴウエン「な、何だと!?」


ヤイバ「終わりだああああああああああああ!!」