第61話 最終決戦 1 数多の悲劇





スピアはその場では確認できなかったが、実際は別に消えた訳でもない。

ただ、海に漂っていた。



スピア「・・・・・・
    そうか・・・ライト、か・・・
    所詮俺の力なんてちっぽけな物だよなぁ・・・
    封印とか、そんなの以前に俺じゃあいつより強くはなれないよな・・・」









何とか、悲劇はおさまった。



ランス「・・・うっ・・・
    ここは・・・?」



ランスは、別に死んだ訳ではなかった。

ただ単に、仮死状態だった。危ないところだが。



悪霊「おい、こいつ、目を覚ましたぞ?」



フリーズ「さて・・・色々聞きたいことがあるんだがな・・・」


ランス「・・・聞きたい事がある、なら・・・
    さっさとしてくれ・・・言う前に死ぬかもよ」




フリーズ「じゃあ早速聞かせてもらおうか。
     スピアという奴の能力は何なんだ」



ランス「簡単だ、あれは暴走系能力・・・
    それも、三重に封印のかけられた、な」

フリーズ「それを開放するには?」


ランス「それも簡単だ、
    同じ、リバイブのメンバー・・・俺とかがかけた封印だ、
    俺等だけ解ける。まあメンバーによって解ける所が違うけどな。

    雷のエネルギーの封印、
    単純な、力の封印、
    そして、真の力を引き出すための心の封印の三重封印、
    俺が封印してたのは心・・・」



フリーズ「なるほど。じゃあ次。
     もしそれを全部解いて、奴が全力で攻撃したらどうなる?」



ランス「・・・大陸の4分の1は吹っ飛ぶだろうな」



フリーズ「そこまで強いと言うのか・・・」

ランス「だけど、実際には全開になる事は有り得ない・・・
    そんな事したら大惨事が起こる。昔起きた自然災害のときより過酷な・・・」


フリーズ「自然災害・・・?まあいいだろう。

     じゃあ・・・お前はライザーと知り合いか?」



ランス「・・・知り合い、といえば。
    確かに、知り合いだ。むしろ仲間だ」




フリーズ「・・・?」




ランス「奴もリバイブさ」







その頃・・・







ライザー「くっ」



ブレイカー「お、気絶してる奴が目を覚ましたぞ。
      難儀だねぇ」


ライザー「(正直、お前のようなやられ役の最高峰には言われたくないんだが)」

ブレイカー「ま、大体分かってた事だが」

ライザー「は?」



ブレイカー「お前の正体に関しては、ちょっとぐらい分かってた」

ライザー「何でだ?それ以前に、今知ってるのか?」



ブレイカー「昔、グライダーと戦った時のあいつだろ?
      ブラストバーンで一発で葬られてた」

ライザー「・・・ま、そうだ。
     っていうか、葬られたとか言わないでくれ。
     それ以前に、その話でお前出てないし」

ブレイカー「居たんだよ!!」

ライザー「・・・出番の最も少ない奴が・・・
     あれだな、不憫な魚。」

ブレイカー「魚言うな!!確かに否定はしないが」(否定しろよ





ライザー「・・・お前、悪霊のようにこれから魚でいいか?」


「よくn・・・って
  有無言わせずなってんじゃねぇか!!」






で


ブレイカー「はぁ・・・はぁ・・・」

ライザー「元に戻してやったから、
     持てる訳が無い上にこんな所にあるわけの無い凶器を使うな。」



ブレイカー「・・・とにかく、あの時、お前、
      ランスとスピアと知り合いっぽい雰囲気出してただろ」


ライザー「雰囲気って・・・まあそうさ。じゃ、知ってんだな」






ブレイカー「ああ・・・お前・・・

      あいつらの手下だろ!?」





ライザー「ギガインパクトォォォォォ!!」




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